概要 †
国名 | タヂカラオ国 |
国旗 | (印刷中) |
国歌 | 風わたる土地 |
首都 | サン・ボルカノ |
人口 | 1億5116.2万人(1168年6月現在) |
民族 | 十二氏族系72%、デラルーシ系18%、ジャスバル系3%、 その他7% |
元首 | クリストファ・L・アージュン大統領 |
通貨 | Lu |
建国年 | メルキド暦737年 |
- 国策について
「物質と精神両面からの諸国民の幸福」と掲げ、教育、公共投資に熱心。
一風独特の政治指針を持つところがあるが、外国政治学者には中道左派と評価されることが多い。
しかしメルキド暦11世紀における防衛力強化停止期間においては大学の建設ができず、これを失策とする評価もある。
国際問題の武力解決に関しては「戦争はまぎれもない殺人行為である」との見解から基本否定的である。
一方で現箱世界における実効的国力が資金力、農業生産、武力であり、かつ前2つは容易に飽和しうることから独立の堅持のために強武装政策をとっている。
そのため生じる軍事費用がタヂカラオ経済において足かせになっているのも事実である。
歴史 †
メルキド暦737年11月 | 建国。初代大統領にチャールズ・C・センチュリオン就任 |
メルキド暦787年11月 | 二代大統領にバジル・T・コメット就任 |
メルキド暦823年1月 | 三代大統領にウィンディ・R・シャーマン就任 |
メルキド暦900年前後 | 磁気異常により国家運営システムNHS(NakanoHitoSysytem?)半停止状態となる |
メルキド暦979年1月 | 国家運営システム暫定復旧。外交を限定的に再開する |
メルキド暦1030年4月 | 四代大統領にカレリア・W・パージング就任 |
メルキド暦1053年12月 | オクチャブルスク会談(デラルーシ移民問題) |
メルキド暦1054年11月 | 五代大統領にヨハン・F・パンテル就任 |
メルキド暦1091年7月 | 六代大統領にジェイムズ・D・リー就任 |
メルキド暦1130年7月 | 七代大統領にキエン・T・コメット就任 |
メルキド暦1175年1月 | 八代大統領にクリストファ・L・アージュン就任 |
・空白の世紀
タヂカラオ国国家記録編纂局によればメルキド歴898年3月、ボルカノ島地下のマグマ活動による磁気異常により国家運営システムが異常をきたし、計画的な国家開発がほぼ不能となった。
幸い日頃の備えにより国家が放棄されるようなことはなかったものの、この状態はほぼ1世紀にわたって続くこととなり、タヂカラオの発展を極度に阻害することとなった。
歴代大統領 †
- 初代 チャールズ・カラオ・センチュリオン
- 二代目 バジル・タヂ・コメット
- 三代目 ウィンディ・ラキ・シャーマン
- 四代目 カレリア・ウェンディ・パージング
- 五代目 ヨハン・フィルド・パンテル
- 六代目 ジェイムズ・ディン・リー
- 七代目 キエン・タヂ・コメット
- 八代目 クリストファ・ラボル・アージュン
政党 †
メルキド暦1086年における議席数
タヂカラオ民主政策会 | 102議席 |
ボルカノ共和党 | 58議席 |
ボルカノ精霊党 | 20議席 |
ボルカノ共産党 | 17議席 |
タヂカラオ共産党 | 1議席 |
無所属 | 2議席 |
- タヂカラオ民主政策会
中道左派。軍拡消極肯定派。やや介入主義的。
最大多数派。経済政策において若干統制的な資本主義を良しとする議員連合である。大多数のタヂカラオ国民の意識を反映した政党と言える。細かい意見の違いでいくつかのグループに分かれ、全体のまとまりは薄い。
- ボルカノ共和党
中道右派。軍拡消極否定派。やや孤立主義的。
議会の設立当初から民主政策会の対抗馬を自負する。自由主義経済政策を掲げ、一部産業界の支持もある。移民制限を訴えるためデラルーシ系移民の票は取り込めていない。
- ボルカノ精霊党
右派。軍拡否定派。孤立主義的。
ハイリア・フェムト時代のボルカノ神殿神託政治を復活させることを題目に掲げる。外国からは時代錯誤と見られることも多いが、その政治意見は多くの場合正鵠を射ている。所属議員の全ては優れた精霊視力者(霊能力者)であり、少数派でありながら発言には重みがある。
- タヂカラオ共産党
左派。軍拡肯定派。介入主義的。
いわゆる社会主義政党。主張が過激であるためか国民の受けは良くない。
- ボルカノ共産党
左派。軍拡消極肯定派。やや孤立主義的
建国初期から存在するタヂカラオ独自の社会主義政党だが、氏族長会議の復権とボルカノ山信託の重視など右派なのか左派なのか良く分からない独特の主張を持つ。通称伝統派共産党。
国歌 †
十二氏族に共通に伝わる伝承歌にメロディーがつけられたもの。
歌詞の内容から、十二氏族の祖先が海を渡ってボルカノへ辿りついたことが窺える。
青い海を越え たどり着いた緑なす大地
大いなる力の生み出せし 空をつく山
精霊の守りゆたけき 風渡る土地
風は我らに呼びかけり
生きろ
愛せ
栄えよ
風により与えられし大地に 我ら生きん
風渡る土地に 我ら生きん
生きろ
愛せ
栄えよ(繰り返し)
外交関係 †
- ベルーサ社会主義共和国
旧デラルーシ共和国時代に大量の移民が流入したことから民間レベルの交流が盛ん。
重要な貿易相手国となっている。
- ジャスバル社会主義共和国
多数の職業難民を受け入れているが、特筆すべき外交関係は存在しない。
産業 †
メルキド歴11世紀現在においては「うし」に限定された牧畜産業が盛んである。
農業生産は建国初期に起きた2度にわたる遺伝組み換え作物の不良から、
一貫して有機栽培を取り入れため集積度は低く経済的な額面もそれほど大きくはない。
他の特徴的な産業項目としては造船、製塩などが挙げられる。
「海あみゅ」の中身も8割以上がアミューズメント以外の産業に使われている。
主要企業 †
- ハーベンドルフ・ベル乳業
タヂカラオ国内最大の乳製品メーカー。
代表的なブランドは古典的製法でつくられる「ボルカノ・チーズ」
ちなみにハーベンドルフとはタヂカラオにチーズの製法を伝えたとされる旧ガルバディア圏出身の探検家である。
- シールペルフィア造船
主に大型船を製造する造船メーカー。建国初期に標準型海底探査船を軍に供給していたのも当社である。メルキド歴11世紀においては旅客船の製造が主。
- エアリアル・モーター・カノンズ
銃器メーカー。信頼性の高い歩兵用火器の製造に定評がある。価格は平均よりも数割高め。
軍事 †
現箱世界における国家間戦争は弾道ミサイルの射撃戦が主となるハイテク戦争であるにも関わらず、一定規模の陸軍を有する。
これは国家の基幹は人間であるというタヂカラオ的思想と、軍人を戦士と捉える十二氏族由来の発想に基づいているといえる。
一部からはコストの無駄、時代遅れとの批判もある。
- 陸軍
国土の防衛任務にあたる6個師団、および遊撃任務をおびるハイリア機動旅団からなる。
- 海軍
旧式の防空フリゲート数隻を所有。予算不足で有効な戦力を保有できないでいる。
- 空軍
机上プランのみが存在する。
- 戦略ミサイル軍
事実上の主戦力。弾道ミサイルと迎撃ミサイルの管理を担当する。
都市 †
- サン・ボルカノ
ボルカノ本島西部に位置し、タヂカラオの首都機能を有する。もとはカラオ氏族のマチであった
- ファースティア
ボルカノ本島中央東よりに位置する。タヂカラオ建国当初に政府機関が置かれた場所で現在も経済拠点のひとつとして栄えている。
島嶼概説 †
- ボルカノ
他の島と区別してボルカノ「本島」と呼ばれる。かつては全ての施設が存在していたが区画整理により現在は大部分が居住区画となっている。
- ニューフィルディア
ボルカノ本島北西に位置する大きな島。現箱世界でも有数の牧畜拠点。
- 人工島ハイリア
タヂカラオの軍事、気象、宇宙設備の統括拠点。通称ヘキサゴン。タヂカラオの英雄ハイリアの名を冠せられている。
大学 †
- ダヂカラオ大学
タヂカラオ国建国と同時に設立された総合大学。国の発展に伴い規模が大きくなっていったが、ヘキサゴンの完成とともにその機能の一部を他大学に譲り渡している。
- ハイリア気象大学
防災に重きを置くタヂカラオ国が専門に設立した大学。ヘキサゴンの南北に2つのキャンパスが有る。
- 防衛大学
正式名称タヂカラオ防衛大学。国防軍の士官育成を請け負う。
- ウィンディア農工技術大学
1080年設立の国立大学。附属の有機農業研究所には国内最高のスタッフが集結しているとされる。キャンパスからは対岸に豊穣の女神ウィンディア像が見える。
- サン・ボルカノ総合大学
首都内にキャンパスを持つ私立大学。立地のせいだろうか学費が高いことでも有名である。経済学部、文学部のレベルの高さに定評があるものの、理系学部はいまいち奮わないようだ。