新現代版箱庭諸国 会議掲示板
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【1129】◆ユークトバニア中央党機関紙「探求」 6月9日号 ユークトバニア連邦共和国 05/6/9(木) 21:28 [未読]

【1141】Y.B.C.News 29 ユークトバニア連邦共和国 05/6/15(水) 22:58 [未読]
【1388】Y.B.C.News 30 ユークトバニア連邦共和国 05/9/21(水) 1:06 [未読]

【1141】Y.B.C.News 29
 ユークトバニア連邦共和国 WEB  - 05/6/15(水) 22:58 -

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【旧北東最高司令官 数ヶ月ぶりに公に現る】

旧北東人民共和国の国家主席兼国防委員長兼最高人民会議議長であった、通称「最高司令官」が、数ヶ月ぶりに公にその姿を現した。
北東の崩壊後、コンティス王国で保護をうけてからも数度対外むけにコメントを行っていた最高司令官だが、ここ数ヶ月の動向が報じられなかったため、一部には死亡説もでていたが、この度の登場に、いまだユーク国内にも根強くのこる支持者勢力から感嘆の声があがっている。
最高司令官はコンティス国内の施設で、以下のコメントを発した。

「偉大なる北東民族は、その唯一の祖国たる北東人民共和国を修正主義勢力によって蹂躙され、現在はその勢力が独裁を行うユークなる傀儡政権が我が物顔に祖国の地を支配しています。ユーク傀儡政権は、全世界的社会主義発展の名目で、その影響力を強めようと画策していますが、このようなことは真の社会主義の理念と相容れないものであり、その証拠にユーク連邦の構成地域であるフブスグルにいたっては、いまだ最低の国家水準から抜け出せずにいます。私は、社会主義の発展はそれぞれの国家の自主独立性が保たれ、それらが連合することによっての勢力拡大しか成功の道はなく、現在の傀儡ユークは衰退する一方であって、北東民族の未来における栄光が危ぶまれているのです。北東民族の血を宿す人民達は、いまこそ立ち上がり、真の社会主義祖国たる北東を再び取り戻すため、一当百精神をもって修正主義勢力に抵抗しなくてはなりません」

これらのコメントを国際の各メディアが報じたが、ユーク政府はこのコメントが国内にあたえる影響を考慮し、国内メディアに対しては規制している。
しかし北東派の運動家の動きも懸念されており、政府の情報規制が成功する可能性は低いことが実情だ。


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【1388】Y.B.C.News 30
 ユークトバニア連邦共和国  - 05/9/21(水) 1:06 -

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国際【メルキド暦283年版(2005年9月下旬版)国際情勢概要】

□ 勢力間対決の崩壊

現在の世界情勢は、新興の超国家群であるプロスピア連邦国(本誌では連邦が1つの国家であることを尊重し連邦国と表記する)を抜きにしては語ることが出来ない。
HTI諸国と旧GUNによる連合体の結成は、第4次世界大戦による世界規模での疲憊と連動することによって、これまでの勢力ごとの対決体制の終結を象徴するものとなったのである。

大きな力を誇示していたセイレンは、その強大さゆえに他勢力による圧殺政策の矢面に立つこととなった。
これは、ユークトバニア社会主義連邦とガルバディア帝國連邦という、仮想敵国同士の連合という異常事態を招いたばかりか、これまで予想だにされなかった大国間戦争の勃発という形で現実の被害となり現れたのである。

□ 第4次大戦参加国の没落

この戦争を誘発、主導したのはユーク連邦であるが、当時のユーク軍部はセイレンと交戦した場合の作戦計画がなく、非常に流動的であやふやな政策のもとに進められた失策であった。
当時、ユークとガルバディアの連合軍は、経済力/戦術経験/装備等のあらゆる面で、セイレンにけして劣ってはいなかった。
実際ユーク連邦では、現在までも「戦争に勝つことは可能であり、比較的容易であった」との認識が持たれている。
しかし、対GUN戦争終結後の社会主義連邦圏の肥大、政策の希薄化は戦争に対する取り組みを弱化させたばかりか、ガルバディアの崩壊とパワーバランスの破壊を招いたのである。
戦勝したセイレンにしても、主導国であったベバリン連邦の内政不安、オースチン共和国の崩壊をもって形骸化し、残る成瀬共和国、ランゴバルト王国にしても、一等国としての力を見ることが出来なくなってしまった。
ユーク連邦は、連邦組織の体系を維持しつづけてきた本国政府の腐敗が、地方国の独立運動に拍車をかけ、先日の武力衝突を招き、経済のみならず、連邦組織の体制維持が危機的状況にあることを露呈してしまったのである。

□ プロスピアの台頭

こうした中、第3次世界大戦以後、着実に復興を行ってきた旧GUN諸国と、戦乱による被害を受けなかったHTIによる連合体の結成が行われた。
没落した旧先進国が増える中、圧倒的な経済・軍事圏を構築し、また時限的条約連合ではなく、単一国家として誕生したことで、結成直後から、世界のリーダーを台頭できるだけの能力を保持するに至ったのである。
セイレン及び旧ガ帝圏の諸国は、復興事業に追われるや、プロスピアの結成に対して何のアクションも起こすことができなかった。
ユーク連邦は、これまで関係の優れなかった旧敵国のグダニスクや、反ユーク政府である水夏がプロスピアに含まれるとあって、良い風に考えることはできなかったであろうが、地方の分裂が加速するや、本国の復興が急務となり、必然的にプロスピアへの協力を仰がずにはいられないのが実情であった。
プロスピアにしても、中立政策を掲げるにあたって、構成地域の抱える諸問題の解決が急務であり、水夏が抱えていた領土問題、すなわちユーク連邦の構成地域であったフブスグル地方の返還を穏便に進める必要性に迫られ、ある程度でのユークとの交渉に応じたのである。
かくしてユーク連邦は、プロスピアの「お墨付き」を盾に、連邦組織の保持に務めることとなった。
結果的に武力衝突が発生したが、外部からの干渉もなく、連邦内で速やかに沈静化が成功したことも、プロスピアに力をかりたユーク連邦の政策が幸いしたといえるのではないだろうか。

□ 国連の崩壊

国際統合機関として期待された国際連盟は、結成以来、その役割を果たすことはなく、それは上記に述べた目まぐるしい情勢変化の中にあっても例外ではなかった。
国際の諸問題を討議、紛争の沈静化に寄与するといった理想組織は、その理想の現実のものとすることなく終わりを迎えつつある。
国連を管理運営するべき先進国が総崩れになったばかりか、補充のために行われた後期選挙においては、ユーク連邦が構成地域であると主張していた南瓜が単独の独立国として立候補、感心の薄さから当選し、実際に役職についてしまうなどの有様であった。

□ 下層国における君主政治の増大

統合機関の消失により、下層に属する発展途上国の内政は悪化の一途を辿っている。
ユーク連邦内戦もその1つにあげられるが、その他にも、民主政権が各方面で潰え、君主政治が多くの国々で復活している。
近年、公国や王国を名乗る小国の割合が増えつつあり、これらの国々の多くが殆どの場合、鎖国同然の無外交主義を実践しているが、これらの君主制国家を一まとめにするべきとの声が先進国を中心に強まっている。


国内【開放的連邦組織への改変/中央党 計画骨子まとめる】

ユークトバニア中央党は、連邦組織保全に関しての強化に関する計画として、開放的見地から諸地域への統制を行うための連邦法改正計画の骨子をまとめた。
特には、フブスグルにおける武装蜂起の要因が、在来民族のカプカス人が、社会主義連邦の建設において不遇の地位にあったことと結論ずけ、地方ごとの自主性、民族性を十分に保護、尊重することを新憲法に盛り込むとしている。
また、あくまで社会主義に基づく単一国家の建設という元来の目標は放棄せず、責任ある外交権及び軍の統帥権はこれまでどおり連邦政府に帰属することを確認した。
今後、どの程度での自由化を行うべきか、地方政府との話会いを持って調整を進める予定だという。

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