新現代版箱庭諸国 会議掲示板
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【1801】ウィークリー・セファリア【創刊号】 セファリア共和国通信 06/10/4(水) 23:57 [未読]

【1830】:ウィークリー・セファリア【第二号】 セファリア共和国通信 06/10/11(水) 23:45 [未読]

【1830】:ウィークリー・セファリア【第二号】
 セファリア共和国通信  - 06/10/11(水) 23:45 -

引用なし
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ウィークリー・セファリア 第二号
【毎週水曜日発行】
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【目次】

〜国内ニュース〜
《首都西部に、敵装甲車現る》
《相次ぐ不良品に、国民激怒》
《油田フィーバーは終息、それでも予算は過去最高に》

〜国外ニュース〜

《MLT曲解で波紋?中方外相が会見》
《大旭からの移民で、水城帝国が究極繁栄賞》

■特集■ 大旭戦争がもたらしたもの

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〜国内ニュース〜
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《首都西部に、敵装甲車現る》

設立間も無いSt.セファリア西部に、敵装甲車が現れた。
この敵装甲車は神出鬼没なため怪獣の類とされている。
出現場所のニュータウンが被害に遭ったため、防衛庁は即座にSPPミサ
イルを発射し、これを撃破。大事を防いだ。
また、自国での怪獣退治は、これが初めてとなった。
共和国では今回の騒動を受けて、より一層軍備を強化していく方針を
打ち出した。
一部では、それなりのレベルで完成するのは、3〜4年後になるのでは
ないかと言われている。

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《相次ぐ不良品に、国民激怒》

科学の進歩は、これまで我々に沢山のものをもたらしてきた。
いまや蛇口をひねれば水が出るのは当たり前の時代。そんな時代だか
らこそ、食べ物も安くて美味しいものが持て囃される様になった。
そんな「美味しいものを安価で」という目的を掲げ、食物研究所が誕
生したのは、建国から10年ほど経った頃。
2〜3年もすると、遺伝子組み換え食料は、当たり前のように食卓に並
んでいた。
しかし、その裏側で、副作用が相次いでいた事も否めない事実である。
このままでは、セファリアの人口は増えることは無いだろう。
政府の素早い対応が、望まれるところである。

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《油田フィーバーは終息、それでも予算は過去最高に》

共和国の予算が、過去最高規模になった事が分かった。
今、国内では全てのモノが足りない状態…いわゆる、大幅な経済成長
を迎えている。
油田効果によって新興国の中で大きく伸し上がった共和国は、今後新
たな方向性を持った開発を試みているという。
それは、民間企業を誘致して作りあげる「リゾート地」だ。
今後、本島中央部の東およそ3〜4Hexの所に埋立地を造り、ここを観
光拠点とし、各国から観光客を呼び寄せるという計画だ。
これが上手く行けば、観光収入とも直結し、一時的ではあるが人口の
増加にも繋がり、共和国政府はこの計画を急ピッチで練り上げている
ところ。
果たして、人の手で拓かれた楽園とは、どのようなものなのか。今か
ら気になるところである。

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〜国外ニュース〜
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《MLT曲解で波紋?中方外相が会見》

中利(アタリ)外相は、演習場計画の発表の翌日に緊急会見を開いた。
内容は、MLTの内容に対する誤解と、共和国国内に作られると噂された
演習場が呼んだ波紋についてである。
これについて同外相は「全てはMLTの条約の解し方に問題があった」と
強調し、国際社会に向けた謝罪に終始した。
また、これに伴って水夏側から「演習場としての使用を当面の間見送
る」という話が来て、事実上の凍結となった。
現在、同所には戦争で多くの難民を発生させた大旭共和国(現・旭光
民主主義人民共和国)からの移民が多く居住しており、共和国政府は
ここを新たな居住地区として開発出来ないか検討中である。

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《大旭からの移民で、水城帝国が究極繁栄賞》

長きに渡り再開発が推し進められている水城帝国が、この度究極繁栄
賞を受賞した。
これの大きな理由は、元大旭共和国からの300万人を超える移民たちで
ある。
これに伴って一時期水城帝国では職場がほぼ満杯状態となったが、直
ぐに解消され、今では大きな問題にはなっていないという。
大きく成長した水城帝国は、今後の世界情勢に一石を投じる可能性す
ら孕んできた。

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■特集■ 大旭戦争がもたらしたもの

惨劇だった。
その日の明け方、隣国から大旭共和国に向けてヘリを飛ばしていた共
和国通信の記者A氏は「あまりの衝撃に開いた口が塞がらないどころ
か、体が思う様に動かなかった」とのコメントを残している。
その日、A氏はもうすぐ大旭国内に着陸できるという状況にあった。
だが、その陸地はところどころ垣間見えるものの、あの特徴的な国土
はほとんど海の底だった。
大旭で何が起こったのか──そう、地盤沈下である。
連合軍が使用した「地形隆起弾」によって無理矢理拡げられた陸地や
隆起した山々は、元々無理な状態で盛り上がっていたため、脆くも崩
れ去ってしまったという。
当国はQEC加盟国であり、よってこの騒動に無関係だとは言い難い状況
でもあったため、A氏は胸を痛めたまま貴国を余儀なくされた。
そのまま降り立ったら、何が起きてもおかしくないからだ。
「あのまま取材に行きたいという気持ちはありました。ただ、そこで
死んでしまっては、私の見た事を他の人に伝える事は出来ないかも知
れない。だから、私はその場で手を合わせるに留まりました」
やがて夕闇が払いさらわれたその時、一枚の写真を撮ったヘリは隣国
へと引き返した。

(了)

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セファリア共和国通信は、セファリア共和国の総合的な国際通信を行
っています。
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ウィークリー・セファリアは、セファリア共和国通信の登録商標です。
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