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□国内面□
【帝國証券取引所、大納会】
本日午後3時、帝國最大の証券取引所・帝國証券取引所で大納会が執り行われた。第五次大戦の終戦や、帝國経済の底堅さ等の好材料を受けて買いが先行し、重工業を中心に値を上げた。個別銘柄では中間決算で上方修正を発表したヴェルリン映画が前日比8%上昇、来年春に増配を発表した帝國旅行が人気で、その他では業種全体が好調の鉄鋼が上げた。
市場の終値は前日比142高の18009GL。
18,000の大台を回復したのは大皇ガ戦争以前来で、年始への期待が高まる。
【マクロネシア帝政化、そして帝聯加盟】
マクロネシア王国が帝政化した。皇位には国王であったロン陛下が即位された。
本国ではこれを祝福し、大いなる神帝陛下はロン陛下に男爵位を授与され、今後の奮闘を期待された。
マクロネシア帝國は世界的に見ても経済大国であり、同国の帝聯加盟は帝國聯邦にとって有益となるだろう。
「大皇ガ共栄圏の再興は完了した。大ガルバディア民族は再び世界の頂に立ち、全人類を正しき道へと導くだろう(バーゲスト首相)」
【マウロ、ヴァストーク、両国が帝政化】
マウロ、ヴァストークが帝政化し、ガルバディア帝國聯邦へ加盟した。
マウロ帝國皇帝には旧マウロ帝國皇族の末裔であらせられる鷹栄殿下が御即位され、同日本国天皇より子爵位が授与された。ヴァストークの後継国家である神聖グルゴニア帝國皇帝には、旧グルゴニア帝國皇族の末裔であるマロン殿下が御即位された。
「血縁によって、大ガルバディアは他の組織よりも強固な関係を築き、大いに繁栄するだろう」(ミッテラン拓務相)
【義守陛下、崩御】
神聖水城帝國第二代皇帝・義守陛下が崩御された。本国では陛下の崩御を悼むと共に、神帝陛下より追悼の特使が派遣された。特使に任命されたハセクラ外相は水城帝國入りし、水城帝國政府へ神帝陛下の書簡を届けられた。
義守陛下は生前の功績を認められ、子爵位が追贈された。
□海外面□
【ボルシェビキの消滅】
共産主義国家の消滅が相次いでいる。クバルカンに続き旭光が消滅した。これら一連の出来事に対しバーゲスト首相は
「共産主義国家が消滅する事は極めて喜ばしい事であるが、やるべきことはやるべきである」
と不快感を示した。
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皇紀六年 十二月二十八日(水曜日)
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帝國新聞現箱版第107号(郵便物許可第10号,治安維持局言論出版統制部通過781号)
皇紀元年(2000)10月創刊)
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