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【アイゼンガルド】連合王国のバルログ首相は24日、特別記者会見を開き、連合王国軍の軍備拡大をはかる意向を明らかにした。
軍拡を決めた理由について首相は、まず先の戦争にふれ「あの戦争は我々の楽観的発想が招いた結果だ。無防備な状態は戦意がないというメッセージであり、こちらから武装しない限り、他国からの攻撃もないはずだと長く信じられてきた。しかし、あの戦争が我が国の平和思想を打ち砕いた。」と述べ“抑止力としての軍備”の増強が大きな目的であることを強調した。
具体的な政策については、軍事技術レベルを500以上に引き上げ、軍事衛星・防衛衛星の打ち上げ、ミサイル数100発以上を目標とすることを示した。
また、軍拡はCTO・FSFへの挑発ととられかねないかとの質問に対しては、「自分の身を自分で守ることは人権として認められている。それが国についても成り立つはずだと私は信じている。」と述べるにとどまったが、先の戦争の正当性について訊かれると「テルマニア支配からの解放などという他者救済義務じみた大義名分がでっちあげで、その裏に自国の国益のみを考える自己中心主義が潜んでいることは周知の事実である」とした上で「そもそも正当な戦争など存在しない。戦争における正当性など論ずるに値しないものであり、問題は戦争勃発を許した我が国の防衛体制だ。」と述べ、改めて軍拡の必要性を説いた。
※イルーヴァタール通信(Iluvatar)はテルマニア通信(TPA)を母体として、国内新聞社の共同出資により設立された通信社であり、非営利の社団法人である。
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