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"ベバリン連邦 国家斉唱"
斉唱:セイレン大聖堂
伴奏:イシュタル市交響楽団
1.太陽は黎明をなし、紺碧は水面に霞み行く。
人々の轍とそれに続く、真実の宗教、信義の栄耀。
嗚呼、彼方達の義憤に満ちた怒りの涙が、諸民族の団結の大海となり今日も波涛つ
殉教者の血の染まりし緋色の旗は、今を生きる我々と共に永遠に靡かん!
2.霽月は煌輝をなし、漆黒は凍天に褪せ行く。
人々の魂とそれに続く、潔白な精神、叡智の宿り。
嗚呼、彼方達の義憤に満ちた怒りの叫びが、諸民族の団結の大嵐となり今日も舞揚る
殉教者の血の通いし緋色の旗は、今を生きる我々と共に永遠に靡かん!
"連邦議会、宗教人頭税全面廃止を可決"
ベバリン寺院への登録を行っていない連邦国民に賦課される宗教人頭税について、
連邦議会は先日、連立与党の国家正義党が提出した廃止法案を賛成113、
反対68、棄権20の賛成多数で可決した。
国家歳入の0.7%を占める宗教人頭税の廃止の影響は非常に大きく、主に与党のベバリン保守党を中心に
反対意見が多数を占めていた。
しかし、時代と合わない徴税に異議を唱える保守党員も少なくなく、
国家正義党が保守党との調整を拒んで法案の提出に踏み切った際、離反を抑えることが不可能だった。
結局野党は労働党が棄権したほかは全てが賛成、ベバリン保守党は各議員の委任投票にした結果、
このような結果となった。
リード首相:「人頭税の廃止は、ベバリンが世界に言論の自由の保証を約束する有力な手形と成り得るだろう。
日進月歩で世界が発展してゆくこの時代、ベバリンのみ取り残されるようなことにならないよう、
常に最善の努力を尽くさなければならない」
エイル宗教省長官:「結果はあまりにも残念、至極不服だ。
歳入の1%近くを占めた貴重な財源の代替案も示されておらず、現実と乖離している」
"箱庭カップ1100、連邦チーム優勝"
国民的競技であり、国際的競技であるサッカーの"世界一"を競う世界の祭典、
"Hakoniwa Cup"。しかし今回連邦は6度目の挑戦にして初の栄光を勝ち取った。
フェルキス、フォード、フライバーからなる強力FW陣、通称"3F"を擁する攻撃的な陣で臨んだ今大会、終わってみれば総得点11点、敗戦無しと素晴らしい成績を残した。
これまでの大会では、H.C.600以来全ての大会で準々決勝敗退の苦杯を味わった。
それだけに今大会の快挙に国民の熱狂振りは凄まじく、先日凱旋帰国した代表メンバーを迎えるために
セイレン国際空港内外に7万人の人々が詰め掛け、大混乱となった。
国民の間では早くも連覇を望む声もあり、当分この熱狂は冷めそうに無い。
ヴェリド連邦代表監督:「この杯は、我々を支持、応援してくださる全ての国民とともに勝ち取ったものであり、
全ての国民に感謝の意を表したい。
これだけの熱烈な応援を受ける我々は、本当に幸せだ」
*上記の文を引用、転載する場合には事前に連邦外務省へ届け出ること。
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