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◆ユークトバニア中央党機関紙「探求」
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2004年12月24日号
◆「ガルバディアに謝罪」
ニカノール首相は23日、リストニア皇国の帝国連邦加盟に関しての、我がユークトバニア連邦外務省の発言が不適切であったと認め、正式にガルバディア側に謝意を表した。新内閣の発足に伴い、ニカノール首相の融和路線を内外に強くアピールしている。
先日の選挙で、辛くも政権を維持したニカノール首相率いる自由党は、METO離脱以後、一国主義に陥りつつあるユークトバニアが、諸外国と関係改善及び関係強化するにあたって、その融和路線が最善の道であると鼻息を荒くしている。しかし我々中央党は、自由党の融和政策が、諸外国、とりわけガルバディアの膨張主義、策謀主義を増長させることを危惧し、注意を促してきた。ユークトバニア国民は、彼ら自由党の妄想主義から抜け出しつつあり、それは選挙の結果にも大きく現れている。彼らが、その無策ぶりを発揮しつづけ、我々がユークトバニアを正しき道に歩ませようと努力する限り、次回選挙において、我々中央党が国民の大きな支持をうけるのは間違いないであろう。
◆「G6としてのユークトバニア」
22日、自由先進国代表会議が発足し、大国間の意見交換が活発化することが期待されている。これには当然のことながら、世界有数の国力を保持し、G6となった我がユークトバニアも参加権を保有しており、積極的に会議に参加している。既に会合の成果として、現在ガルバディアが武力進攻を行っているファフェド国の問題について、平和的解決を望むとする6ヶ国共同声明を発表するに至っている。
◆「軍事政策について」
現在、我がユークトバニア軍は、一国としては世界最大の規模を誇っており、いかなる侵略勢力も駆逐しうる現代的装備を完備するに至っている。しかし現在、自由党内で軍縮を提起する一部勢力が政治工作を開始している。軍事施設が土地を圧迫し、更なる経済発展の障害となっていると主張する彼らは、現在我が国がおかれている立場を意図的に無視し、亡国化しようとしていることは明確だ。我々として信頼できる同盟国を作り、情勢が安定化しないかぎり、軍縮を口にすることは許されない。それが国の責任であり、自由党政権がその責任を果たさないのならば、必ずやその代償は国民の血で補われることとなるだろう。
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