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Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
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あけましておめでとうございます。
2005年もY.B.C.Newsをよろしくお願いします。
新年第一号は、国際情勢の平穏につき、ユークトバニアの国内報道のみとなっております。
【中央党の対外強硬論】
中央党は、3日の党大会において、党としての二つの主要路線を採択した。
二つの主要路線とは、国内開発における改革政策及び対外活動における強硬政策であり、同日に発行された中央党機関紙「探求」において、その詳細が述べられているが、ここでは簡単な概要だけを掲載することとする。
国内の改革政策は、制度分野における社会主義の復興と、実質的な開発分野、とりわけ連邦構成国であるスカリー共和国(ユークトバニア連邦共和国の北部に位置する小島)の開発強化が取り立てられている。
対外的な強硬政策については、グルゴニア合衆国とMETOを、名指しで脅威の一角と定め、それらの国に対する強硬手段の発動を推進すべきとの主張を行った。
【反自由党機運の拡大】
ユークトバニア連邦共和国政権与党、自由党への批判が強まっている。
ガルバディア帝国との2国間協議が、事務上の手違いで遅れていることに加え、ユーク周辺情勢が緊迫度を増している時期に、国家として強い姿勢を示せずにいることが主な原因だ。
ニカノール首相は、融和第一主義を唱え、周辺国への配慮を理由に、ユークの国益を犯しつつある外部国家及び諸問題に対しての、はっきりとした打開策を出さないでいる。
また国内開発面においても、停滞感を拭うことができない。
これによって、国内の労働者及び、それを支援する中央党勢力の拡大に勢いがついたほか、自由党内部にも、対外強硬と国内社会主義体制強化を掲げる中央党方針に同調する動きが活発化しており、再就任も間もないニカノール首相の立場はとうとう危うくなったといえよう。
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製作-Yuktobanian Broadcasting Corporation
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