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◆ユークトバニア中央党機関紙「探求」
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2005年1月19日号
◆「自由党有志決起」
非合理かつ軟弱なニカノール政権に代表される自由党の祖国滅亡政策は、すでに連邦全土に大きな影響を与えている。
改善の気配がない国内産業の低迷、先日の食糧危機もあいなって、連日人民による政府への非難デモが相次いでいる。
こうした危機的状況をうけ、中央党の政策に理解を示していた自由党有志議員らが、中央党への移籍を表明した。
政府はこれをうけ「国民は自由党員の貴君らに票をいれたのだ。移籍は国民への裏切り行為である」とした声明を発表し、妄言の息を荒げた。
有志の移籍によって半数以上の議席を保持するにいたった我が中央党は、選挙を待たずして政府に解体を勧告した。
◆「グダニスク反動どもの被害妄想外交」
我が連邦においても深刻な影響を与えた先日の世界同時飢饉について、大きな被害をうけていたグダニスク連邦自由国は15日付けのグダニスクジャーナルの紙面で、「飢饉による被害は社会主義国の陰謀」とした警察省長官の談話を掲載した。
自国の食料生産、備蓄体制の不備によって生じた災害を、あろうことか他国の責任にするという奇想天外な暴論を、国関係者が公にすることは理解に苦しむ。
中央党は、グダニスク政府に対して正式な謝罪と関係者の処分を要求する書簡を送った。
ニカノールはグダニスクへの人道支援をすでに決定したが、このような問題がある以上、常識を欠いた決定であるといえよう。
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