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デイリープロスピア第13号
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今日の紙面
・【国際】大統領、外務長官出国
・【国際】MLT改正案大幅に遅れ発効
・【国際】ナシバロン首相交代
・【国際】ベルカ連邦、QEC加盟
・【社会】大統領アロンで演説
・【社会】国内で災害続発
・【市場】市況は低迷、災害相次ぐ
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・【国際】大統領、外務長官出国
[10月17日フェスシティ発]
フォンズ大統領とハミルトン外務長官が今日
未明にそれぞれ何処かの国へ向けて出国して
いた事が判明した。
両氏は明け方早く、グダニスク内の国際空港
から記者の目を避けるように出発したと見られ
ている。
フォンズ大統領は党首脳時代から派手な宣伝と
パフォーマンスで民衆をひきつける事で知られて
おり、今回のように極秘裏に行動する事は極めて
異例とされている。
それだけに政府内で外交的に何らかの動きがあった
ものと思われる。
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・【国際】MLT改正案大幅に遅れ発効
[10月5日フェスシティ発]
改正案提示と実質上の可決から長い間放置されて
いたMLT改正案が先日ようやくUFS代表の終結
宣言を持って発効した。
MLT改正案は事実上の可決が成された後もRTO諸国
を中心に細部についての異論反論が出され審議が
難航、諸国代表が殆ど帰国する事態にまで発展して
いた。
この非常事態を受けてUFS代表は審議に各国が参加
しなくなっているのは疑問点が解消したからだと
断定、MLT改正案の発足を宣言した。
現時点までに発足を支持する声以外は見られず
あれほどしつこく糾弾していたRTO諸国は一体
何に反論していたのかという興味深い課題が
残される事になった。
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・【国際】ナシバロン首相交代
[10月15日ミロングラード発]
ユ連邦ナシバロン共和国において老齢を理由に
首相が辞任、後任に元ヴァストーク管理庁長官
のニミル・フレッド氏が就任した。
同氏はヴァストーク管理庁長官在任中、同地方
において経済的発展を阻害する政策を展開し
民族主義的傾向が経済発展に伴って現れるのを
阻止するというユ連邦としてあるべき統治の姿
を体現した有能な政治家として有名である。
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・【国際】ベルカ連邦、QEC加盟
[10月4日ムスペルヘイム発]
近年長い間のRTOにオブザーバー加盟した
ベルカ連邦がQECに加盟する事が正式に決定した。
同国はこれについて中立政策を何ら犯すものでは
ないとしているがRTO諸国からは反発も出て
おり、またクバルカンへの商工会関係者訪問
が中止になるなど、各方面に余波が生じている。
QEC管理委員会は同国加盟について存在すると
同国が主張している巨大財閥群は途上国が保有
する技術や資本のレベルをはるかに超えており
財務諸表や事業実態の精査を行い会計の透明性を
QEC諸国の標準的水準まで引き上げる必要がある
と指摘した。
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・【社会】大統領アロンで演説
[10月14日ミケストニシア発]
フォンズ大統領はミケストニシアで開かれた
自由党大大会で演説を行い、アロン共和国の
尊厳と自由の回復を訴えた。
その上で大統領はベバリニアこそアロンに対する
ユークによる抑圧の象徴であり、ベバリニア解放
の日を迎えない限りアロンは真に自由とはなれない
と宣言、ベバリニア奪還に向けてあらゆる手段を
とる必要があると断じた。
専門家たちはこの発言についてアロン共和国議会
の中間選挙が近いからその選挙対策だろうと
延べ、仮に実行に移すとしてもユークとの交渉は
非常に難航すると予測される事から達成は厳しい
のではないかとする見かたを示した。
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・【社会】国内で災害続発
[10月3日キルトニスク発]
グダニスクへの巨大隕石落下を皮切りに、UFS
内で大規模災害が相次いでいるとして連邦非常事態省
(Department of Emergency Control,DEC)は緊急事態
宣言を発令、各地方に防災対策の徹底を呼びかけた。
現在グダニスク北部では壊滅した地域の再開発が
進んでおり、防災対策が強固になされるものと
見られている。
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・【市場】市況は低迷、災害相次ぐ
[10月25日バールシティ発]
バール証券市場は朝方から材料不足により方向感
に乏しい展開となり、株価は前日比−2%と低迷
し災害による傷跡が大きい事を思い出させた。
債券市場は連邦内で災害が頻発している事から
皮肉にも海外投資へと資金が流れた事から
多少活況を取り戻しているものの途上国での
大規模投資計画が一巡しつつある事から
当面大幅な動きはないものと見られる。
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