新現代版箱庭諸国 会議掲示板
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【1801】ウィークリー・セファリア【創刊号】 セファリア共和国通信 06/10/4(水) 23:57 [未読]
【1830】:ウィークリー・セファリア【第二号】 セファリア共和国通信 06/10/11(水) 23:45 [未読]

【1801】ウィークリー・セファリア【創刊号】
 セファリア共和国通信  - 06/10/4(水) 23:57 -

引用なし
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ウィークリー・セファリア 創刊号
【毎週水曜日発行】
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【目次】

〜国内ニュース〜
《St.セファリア、名実共に首都となる》
《油田ラッシュ続く。高度経済成長への入り口か》
《国内人口、8ケタを目前に…》

〜国外ニュース〜

《RA加盟により、MLTに基づいた演習場の敷設へ》
《ベルカンの動きに対し、共和国外務省が会見》
《水城帝国に親善大使が訪問》

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〜国内ニュース〜
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《St.セファリア、名実共に首都となる》

メルキド暦535年7月末日、建国よりセファリア共和国の中枢を担って
きたセントセファリアシティが世界の定める規定をクリアし、晴れて
名実共に首都となった。
これを受け水城帝国、水夏連邦共和国、セレーニア連邦からの祝電が
相次ぎ、国内でも首都完成を祝った祝賀ムードとなり、真夏という季
節も相俟って、主要都市のビアガーデンや居酒屋は軒並み満員状態に
なった。
また、これに関連して共和国警察は飲酒運転の禁止を啓発すると共に、
取り締まりを強化した。この日一日だけでも、全国での飲酒運転検挙
数は217件にも上ったという。しかし、飲酒運転に関連した事故は全国
で7件に留まり、いずれも死亡事故には至らなかったという。
共和国警察は早急な対応で、飲酒運転事故対策に一役買ったと言って
も良いだろう。

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《油田ラッシュ続く。高度経済成長への入り口か》

共和国領海では活発な調査によって、今までに数多くの油田が発見さ
れてきた。
今年は特に油田が多く発掘されていて、最盛期には国内で何と10箇所
もの油田が稼動していたという。また、油田調査に伴った歴史的財宝
の引き上げも相次いでいる。
相次ぐ財宝発見に関して、朔宝文理大学社会学部のトレック・ミュー
タン教授は、旧セファル地方の交易能力の高さが窺える出来事ではな
いか、という見解を示している。
ミュータン教授によると、かつてのセファルは海外との貿易拠点であ
ったと共に、近海(特にファラット湾近海)では津波が相次ぎ、メル
キド暦100年前後の技術途上時代は、船の沈没も少なくなかったという
。そのため、多くの財宝が海底へと沈んでいった可能性も高い。
共和国政府は今後も、近海の油田調査を強化していく方針を打ち出し
ている。

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《国内人口、8ケタを目前に…》

間もなく国内人口が1000万人を突破しようという矢先の出来事だった。
北西の離島であるレーストアイランド(麗洲島)にある食物研究所が
栽培する遺伝子組み換えジャガイモの副作用により、共和国内で死亡
者が相次いだ。
主に、食物研究所栽培のジャガイモを使っている大手ファーストフー
ド店で、同製品を食したものに被害が相次いでいて、政府は一次措置
としてこれの出荷を見送り、製品の改善に努めるよう研究所に要請す
る方針を打ち出している。
ここまで、研究所の製品による副作用は少なからずあった。しかし、
安価で手に入る人工栽培商品は未だ人気が高く、同時に大きな雇用促
進にもつながる食物研究所は共和国にとって無くてはならない存在で
ある事も事実だ。
これに関し保呂久首相は「早急に研究所の規模を大きくし、無理な食
料生産を止める事が重要である」とコメントしている。
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〜国外ニュース〜
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《RA加盟により、MLTに基づいた演習場の敷設へ》

共和国政府はメルキド暦535年5月、ラタトクス同盟で関わりがある水
夏連邦共和国に、共和国南部の海域への地形隆起弾発射を要請してい
た事が分かった。
同海域は要請直後より立ち入り禁止となり、2〜3ヶ月かけて陸地を形
成する事となった。
ここは、今後ラタトクス同盟を始めとする諸国の軍事演習場になる予
定である。
共和国漁業組合は、付近に生息する魚介類への影響を懸念して、St.セ
ファリアにある国会議事堂前で4日間にも及ぶ座り込みを行ったもの
の、発射の取り下げには至らなかった。

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《ベルカンの動きに対し、共和国外務省が会見》

積極的な外交を見せているベルカン国に対し、セファリア共和国の倉
外務大臣が「がむしゃらな外交は、見ていて気分の良いものではない」
とのコメントを残した。
ベルカン国は現在人口230万人程度の小国であるが、QECやRA、更には
RTOやUFS(特にグダニスク)等に相次いで外交進展の電報を打電して
おり、小さいながらも世界に波紋が広がっているのは事実である。
先日、マナ・モアナ連合首長国のナイバル首相がこの行動に対して声
明したばかりであるが、ベルカン国は自国の路線をあくまで通して行
く方針らしく、セファリア国内ではこれが争いの火種にならない事を
祈る声が挙がっている。

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《水城帝国に親善大使が訪問》

メルキド暦536年2月、共和国外務省の北香(キトガ)親水城大使が水
城帝国への訪問を実現している。
水城帝国とは、政治体系の格差を跳ね除けた外交関係があり、北香大
使は水城国内各所を4日掛けて訪問し、最終日には布留川外務大臣との
対談で、今後も変わらぬ協調路線を敷くことを約束し、互いに握手を
交わした。
水城帝国とは建国時期も近く、また首都もほぼ同時期に世界で認定さ
れたこともあり、歴史的にも非常に関わり深い国である。共和国から
の国際線の数も、アロン共和国と同数で、第一位。新興国同士、今後
目指す場所は同じである。

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セファリア共和国通信は、セファリア共和国の総合的な国際通信を行
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【1830】:ウィークリー・セファリア【第二号】
 セファリア共和国通信  - 06/10/11(水) 23:45 -

引用なし
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ウィークリー・セファリア 第二号
【毎週水曜日発行】
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【目次】

〜国内ニュース〜
《首都西部に、敵装甲車現る》
《相次ぐ不良品に、国民激怒》
《油田フィーバーは終息、それでも予算は過去最高に》

〜国外ニュース〜

《MLT曲解で波紋?中方外相が会見》
《大旭からの移民で、水城帝国が究極繁栄賞》

■特集■ 大旭戦争がもたらしたもの

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〜国内ニュース〜
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《首都西部に、敵装甲車現る》

設立間も無いSt.セファリア西部に、敵装甲車が現れた。
この敵装甲車は神出鬼没なため怪獣の類とされている。
出現場所のニュータウンが被害に遭ったため、防衛庁は即座にSPPミサ
イルを発射し、これを撃破。大事を防いだ。
また、自国での怪獣退治は、これが初めてとなった。
共和国では今回の騒動を受けて、より一層軍備を強化していく方針を
打ち出した。
一部では、それなりのレベルで完成するのは、3〜4年後になるのでは
ないかと言われている。

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《相次ぐ不良品に、国民激怒》

科学の進歩は、これまで我々に沢山のものをもたらしてきた。
いまや蛇口をひねれば水が出るのは当たり前の時代。そんな時代だか
らこそ、食べ物も安くて美味しいものが持て囃される様になった。
そんな「美味しいものを安価で」という目的を掲げ、食物研究所が誕
生したのは、建国から10年ほど経った頃。
2〜3年もすると、遺伝子組み換え食料は、当たり前のように食卓に並
んでいた。
しかし、その裏側で、副作用が相次いでいた事も否めない事実である。
このままでは、セファリアの人口は増えることは無いだろう。
政府の素早い対応が、望まれるところである。

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《油田フィーバーは終息、それでも予算は過去最高に》

共和国の予算が、過去最高規模になった事が分かった。
今、国内では全てのモノが足りない状態…いわゆる、大幅な経済成長
を迎えている。
油田効果によって新興国の中で大きく伸し上がった共和国は、今後新
たな方向性を持った開発を試みているという。
それは、民間企業を誘致して作りあげる「リゾート地」だ。
今後、本島中央部の東およそ3〜4Hexの所に埋立地を造り、ここを観
光拠点とし、各国から観光客を呼び寄せるという計画だ。
これが上手く行けば、観光収入とも直結し、一時的ではあるが人口の
増加にも繋がり、共和国政府はこの計画を急ピッチで練り上げている
ところ。
果たして、人の手で拓かれた楽園とは、どのようなものなのか。今か
ら気になるところである。

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〜国外ニュース〜
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《MLT曲解で波紋?中方外相が会見》

中利(アタリ)外相は、演習場計画の発表の翌日に緊急会見を開いた。
内容は、MLTの内容に対する誤解と、共和国国内に作られると噂された
演習場が呼んだ波紋についてである。
これについて同外相は「全てはMLTの条約の解し方に問題があった」と
強調し、国際社会に向けた謝罪に終始した。
また、これに伴って水夏側から「演習場としての使用を当面の間見送
る」という話が来て、事実上の凍結となった。
現在、同所には戦争で多くの難民を発生させた大旭共和国(現・旭光
民主主義人民共和国)からの移民が多く居住しており、共和国政府は
ここを新たな居住地区として開発出来ないか検討中である。

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《大旭からの移民で、水城帝国が究極繁栄賞》

長きに渡り再開発が推し進められている水城帝国が、この度究極繁栄
賞を受賞した。
これの大きな理由は、元大旭共和国からの300万人を超える移民たちで
ある。
これに伴って一時期水城帝国では職場がほぼ満杯状態となったが、直
ぐに解消され、今では大きな問題にはなっていないという。
大きく成長した水城帝国は、今後の世界情勢に一石を投じる可能性す
ら孕んできた。

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■特集■ 大旭戦争がもたらしたもの

惨劇だった。
その日の明け方、隣国から大旭共和国に向けてヘリを飛ばしていた共
和国通信の記者A氏は「あまりの衝撃に開いた口が塞がらないどころ
か、体が思う様に動かなかった」とのコメントを残している。
その日、A氏はもうすぐ大旭国内に着陸できるという状況にあった。
だが、その陸地はところどころ垣間見えるものの、あの特徴的な国土
はほとんど海の底だった。
大旭で何が起こったのか──そう、地盤沈下である。
連合軍が使用した「地形隆起弾」によって無理矢理拡げられた陸地や
隆起した山々は、元々無理な状態で盛り上がっていたため、脆くも崩
れ去ってしまったという。
当国はQEC加盟国であり、よってこの騒動に無関係だとは言い難い状況
でもあったため、A氏は胸を痛めたまま貴国を余儀なくされた。
そのまま降り立ったら、何が起きてもおかしくないからだ。
「あのまま取材に行きたいという気持ちはありました。ただ、そこで
死んでしまっては、私の見た事を他の人に伝える事は出来ないかも知
れない。だから、私はその場で手を合わせるに留まりました」
やがて夕闇が払いさらわれたその時、一枚の写真を撮ったヘリは隣国
へと引き返した。

(了)

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セファリア共和国通信は、セファリア共和国の総合的な国際通信を行
っています。
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