|
今回のモルドール連合王国の半ば、いやもはや疑わしくない程の侵略的宣言を受け、
その返答は以前に我が政府より済ませてありますが、それでもなおモルドール連合王国より
我らバッカーニア王室、そして民を愚弄するかのごとくな条件をつきつけられたので
改めてここに公式的に女王の身である私自身から表明しておきましょう。
我らバッカーニア王国はお伝えした通り「信義を守り誇りを決して失わない」です。
もちろんそれは事前に表明していたわけではないのでモルドール連合王国がその情報を知り得ていなくともいっこうに構いませんしそれは問題ではありません。
むしろ一番最初にお伝えするべきでした。その非礼はお詫び致しましょう。
しかし、モルドール連合王国の目的が他列強国とも並んで発言できるような国家群を形成したいとするならばなぜ最初からそのことを我国におっしゃって頂けなかったのかということです。途上国同士今後の発展、反映をお互い協力し先進国となることを共に目指すとして手を組むのならば我国としては今の状況にはなっていなかったと断言致します。
つまりは友邦なる国家として真なる関係を築けたかもしれないということです。
なぜ、最初にモルドール連合王国に我国が併合という形で。。。となったのか?
そしてそれを断れば今回のごとく侵略行為にうって出るのか、
さらにそれに対しても強硬な姿勢で出れば我国女王、つまり私とモルドール連合王国王朝との婚姻、同君連合。。。
もはや我国を愚弄しきっているとしか思えないのです。
たしかに我国はまだまだ脆弱であり戦争をして勝てるような力もなければ
この国際社会を渡りきるような力も今だ備えてはいません。
しかし「信義を守り誇りを決して失わない」は変わりません。
我国は別段モルドール連合王国はじめ他国と組しないという国家ではありません。
ただ、いかなる主義や目的、主張があろうと構いませんが信義だけは守らせて頂きたく思いますし手を組する相手にもそうであって欲しい。
まだまだ途上国の我国はまだまだ稚拙でこれぐらいのことでしかまだ強くは立っていられない国家です。だからこそ失うわけにはいかないのです。
短く済ませるつもりでしたが。。。
つまりは我国はモルドール連合王国と組する意志はありません。
もしそれが攻撃理由になり得るならば全砲弾が尽きるまで撃てばいいでしょう。
しかし必ずモルドール連合王国にも審判は下るでしょう。
それは我国が滅ぼうが、歴史が証明してくれます。
バッカーニア王国・コデルナ=シィナ女王
|
|