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ユークトバニア連邦としての戸長国及び亜細亜共和国について
偉大なる中央党書記長にして、ユークトバニア連邦を代表する国家首相であらせられるヴェネジクト・ヤロスラーヴァ元首は、深刻な世界経済の停滞と、予測される脅威に対処し、連邦が今後世界の盟主たる地位を確立するにおいて、連邦領土の拡大が必要であると提起された。
我がユークトバニア連邦は、社会主義労働精神に基づく、全人類的幸福を念願する連邦国家であり、これを構成する国家人民は、その生涯を、資本主義の奴隷としてではなく、真の人間としての幸福を謳歌する可能性を秘める立場におかれることとなり、その影響を考えてみれば、この連邦拡大は真の正義的英断として位置づけることができるのは明白だ。
戸長国及び亜細亜共和国は、我が連邦(先代国家を含む)との歴史的つながりを考慮し、また箱庭解放条約機構の解散にともなう秩序崩壊、すなわち両国が所有する膨大な軍事力を制御しうる国際機関が消失したことで、両国政府の軍事管理体制の不備が疑われることから、連邦構成国としての政府再編成は大きな意味をもつのである。
我々ユークトバニア連邦評議会は、謹んで両国に連邦参加を提案するものであり、これを否とする決定を両国政府が決断する場合、それは世界の人民労働階級への挑戦であると認め、両国人民を解放する手段を検討するものである。
とはいえ、両国政府がこの我々の提案に対して危機感を覚え、苦心する可能性が高いということは、我々としても察するところである。
両国に無用な混乱を与え、自由を束縛する目的は我々にはない。
構成国は我々の奴隷ではなく、十分に自由な環境で国政を施行することができ、同時に社会主義発展の主導者となるのである。
【構成国に認められる権限】
1.国内開発の自由
2.外交活動の自由
3.国防力の整備及び自然災害(怪獣等)に対応する武力行使の自由
4.貿易の自由(食料・資金の援助等)
掲示板の使用、観光通信による対外活動は自由であるが、諸外国と独自に条約を締結することなどは認められない。
連邦は、構成国全てが合わさって一つの国家であるからだ。
同様に軍事力に関する取り決めも連邦評議会が指導する。
戸長国及び亜細亜共和国の両政府が、速やかに英断を下すことを期待している。
なにか質問等があれば、我々は誠意をもって答えを提示する。
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