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◆ユークトバニア中央党機関紙「探求」
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2005年4月10日号
◆「グルゴニア解放にむけた闘争」
3ヵ国に分断されたグルガン族による国家は、社会主義フブスグルを除いて滅亡の危機に瀕している。
修正主義を推し進めたグルゴニア社会主義連邦共和国では、武装勢力が政府を転覆させ、一方で人民は飢えに苦しんでいる。
グルゴニア皇国では、君主制社会主義という妄想主義によって多くの人民が安心した暮らしを送れずにいる。
2ヶ国はグルゴニア共同体なる人民搾取組織を形成し、一般大衆からの搾取政策を強化しようと策謀した。
このような民族的悲劇が現在まで進行していたことに、同じ血筋を共有するフブスグル共和国人民はいかなる思いであったことだろう。
国際社会は、団結してこの事態の改善にむけた取り組みを行わねばならなかった。
グルゴニア共同体の設立宣言に、多くの国が批判的だったにもかかわらず、それらの考えに基づいて行動をおこす国は存在しなかった。
そうするうちに、グルゴニアでは飢饉、クーデターなどの悲劇が繰り返されたのだ。
世界人民の幸福を創造する社会主義を推進する我々が、いま動かずしてどうするのか。
我々とその同胞は、グルゴニア人民解放のため、正義の戦争を開始したのだ。
◆「燦然たる水夏社会主義」
水夏連邦共和国での社会主義国家建設が成功を収めつつある。
世界から「偉大なる連邦」と呼ばれてきた水夏が、過去に誇ったその威厳と電波を復活させる日は近い。
真の社会主義を遂行することは困難であり、我が社会主義連邦の構成国でさえ道を誤り、修正主義、敗北主義に転化する可能性が危惧されるなか、水夏における社会主義の体現は賞賛に値する。
グルゴニア解放において、それの意義をいち早く理解し、その英雄的行動を共にすることを決断した人民評議会議長に対し、我々は深い敬意を表する必要がある。
解放戦争は、当然のことながら我々優勢で進行しているが、野蛮で獰猛なグルゴニア皇国軍の攻撃によって、少なからず水夏国土に被害が発生している。
我が国は特別無償支援として総額400000億Luを送金するほか、戦後復興においても200000億Luの支援金を送ることを連邦評議会が満場一致で採択した。
◆「妄言止まぬHTI軍国主義者達の侵略策謀」
国連安保理は、グルゴニア解放戦争においてプロミストを除く全ての理事国が支持の立場を示している。
国連が世界統合組織である以上、この結果は世界意思として受け取ることも可能である。
しかし、このプロミストが所属する箱庭討論委員会(HTI)だけはグルゴニア解放に否定的であり、傀儡政権による人民の搾取を支持している。
プロミスト政府は「武力行使の可能性を明記し注意を促せば、それで改善されたかも知れない」などと公にコメントしているが、グルゴニア共同体結成時よりこれらに国際は批判的であり、またさらに過去をたどれば、その可能性となるに十分な過程が存在する。
それに加えて改善されると本気で信じていることすら愚かであろう。
さらにHTI加盟国であるエクスルージュは、国連からの脱退を宣言し、国際平和を維持するための取り組みへの放棄を宣言した。
国連は全ての国が所属して、平和のために各種業務を遂行する機関であり、各理事国も定期的な選挙で決定される民主組織だ。
エクスルージュが脱退宣言時に行った、脱退の理由説明はなんだったろう。
なんと「加盟していてもなんらわが国にはメリットは無い」だ。もう笑うしかない。
国連がエクスルージュのために存在していたと錯覚していたらしいのだ。
国際協力を放棄して、自国のことだけを考える・・・まさしく帝国主義侵略者といえよう。
HTIは議長、安保理に理事国を送っている以上、エクスルージュ脱退という事態に説明と謝罪及び責任をとらなければならないことは明白だ。
我が国はエクスルージュの脱退に関しての議論を行うため、議長である咎罪管理国に総会の開催を要求する方針だ。
万が一総会の開催を拒否するならば、それは世界の国連を個人主義の国連に変貌させる犯罪行為であることを咎罪は認識しなくてはならない。
これは中の人的にもそう考えていることを付け加えておこう。
近年、なぜこうもHTIは無法な行為を行いつづけるのだろうか。
我が国が再三にわたってグダニスクの問題に関しての意見を求めているにもかかわらず、意図的に無視するという非礼を行い続け、グルゴニア解放に反対し、なんと最後には国連脱退である。
自らの規約も遵守できない(標語は作らないし討論する気もない)彼らのことであるから、それが彼らの性質なのかもしれない。
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