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【海外ニュース】
「ルソー引退へ」
8/28において、ルソーは現代箱庭からの引退を宣言した。
引退表明文は引退理由について具体的なことには触れず、
まるで中学生の作文のような感情的なものであった。
国民の反応は哀れさ半分呆れ半分という感じで、
世界的な悪徳国家消滅にも複雑な心持のようである。
しかし、実は第二世界においてルソーは引退宣言を
しており、第四世界に突入してからの更正宣言まで
エグザイルの名で現代箱庭に潜伏していた。そのためか
引退宣言に関心の無い国民も多いようだ。
「在オースチン旧USNMD民に難民救済法適用」
USNMDとの数少ない友好国家であった共和国には
数多くの旧USNMD民(以下ルソー民)が滞在・移住しており、
その数は2万人にも及ぶ。内閣は閣議において、ルソー民に
対する難民救済法の適用を決定し、これによりルソー民は
共和国々籍を持つこととなり、正式に共和国民となる。
「ガルバディア帝国連邦勧誘トラブル」
大東亜国と神聖ガルバディア帝国連邦(以下帝国連邦)の間で、
帝国連邦の勧誘行為をめぐってトラブルが起きている。
帝国連邦側は
「勧誘を二度も無視するというのは連邦に対する侮辱だ」
と主張し宣戦布告を決定、一方大東亜国は
「帝国連邦の勧誘は脅迫であり、ルソーから支援を受け取った
のにも悪意はない」と話し、また戦争は控えたいと
主張した。これに対し共和国政府は「どちらの主張にせよ
判断材料が無いためどうこう言える立場ではない」と
黙認する意向である。
【国内ニュース】
「フリードリッチ政権大ピンチ」
ルソーが引退宣言をしていたことによって議会では
親ルソーである現政権追放の声が高まっている。
野党社会党は不信任案の提出を決定し、
近く不信任決議が行われる見込み。フリードリッチ大統領が
党首を務める与党派最大勢力共和党内でも不信任を
望む声は多く、不信任の可決は確実なものとなりそうだ。
編集責任者 AS共同通信国際部々長 ウォルフガング・ポテンテ
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