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Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
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国際【セイレン条約機構発足】
4月28日、ベバリン/オースチン/成瀬による三国同盟「ベスティナル」が発展的解散を宣言し、新たにセイレン条約機構を設立することを発表した。
ベスティナルが先制攻撃を廃止した最友好国同士による保守同盟だったのに対し、セイレンは先制攻撃の可能性を示唆した条文を制定している。
5月1日にはランゴバルト王国がこれに加わり、加盟国は6ヶ国となった。
セイレンは、ガルバディア圏(旧大皇ガ共栄圏・ガルバディア帝國連邦関係国)を吸収し、国際的影響力を確かなものにしようとしているのではないかという声もあり、きたるガルバディア本国の復帰に際して、セイレンの存在が帝國連邦再建を大きく阻害するのではないかという懸念も必然的に発生する。
ユーク外務省は、セイレンの発足に関し以下のようなコメントを発表している。
「セイレンについて、諸外国から大きな非難があることは承知している。これについては我が連邦も憂慮しており、外交ルートを通じて問題解決を呼びかけていきたいと思っている」
国際【ユーク連邦 対HTI和解案提示の可能性を示唆】
9日、ヤロスラーヴァ書記長は、YBC誌の対グダニスク・HTI問題に関する問いかけに対して、HTI側との会談が実現すれば具体的な和解案を提示する可能性があることを明らかにした。
案の内容についてのコメントはなく、「グダニスク問題が包括的に改善されなければ意味はない」と述べるに止まった。
ユーク政府は、予期せぬセイレン問題の現出によって、いくつもの問題を抱え込むことによる複雑化を避けるため、解決に本腰を入れ始めたと考えられる。
HTI側が、今後どのような態度でこれに臨むのかが鍵であるといえよう。
国内【十ヵ年計画を発表】
党委員会は、停滞する連邦経済の建て直しをはかり、社会主義祖国の発展を促進することを目的とした十ヵ年計画を宣布した。
主に連邦構成国の経済規模拡大を目標とし、南瓜の海底開発計画の促進、フブスグルの自立経済建設を図る。
またユークトバニア本国では、食料生産施設の更なる拡大、分散を持続させることとし、新規に養殖場を多数建設する計画だ。
その昔、バストーク半島の増設にともなう土地膨張を回避するため、北東山脈に平行して掘削が行われた場所があるが、そこに一大養殖場帯を建設する計画もその一環として盛り込まれている。
しかし、これ以上北東山脈周辺の景観を破壊するべきではないという慎重論も根強く、実際に建設が始まるかどうかは微妙な情勢にある。
旧北東時代、北東山脈周辺は国有林で埋め尽くされていたが、ユーク成立後に防衛施設、戦後には大規模な掘削と食料研究施設の誘致が行われ、すでにその景観は大きく変貌しており、国内外から批判が存在していることも、慎重派を後押しする要因となっている。
フブスグルの自立経済の建設については、本国より調査団を派遣し、フブスグル政府との協議の上その骨子を作成する予定であり、防災施設設置技術、食糧生産帯の開拓、全体的な土地規模拡大が指導される見込みだ。
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