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□国内□
【帝國、二度の大地震。死者40万】
<被害は全国的。帝都ヴェルリンでも死者2万>
空前絶後の大地震が昨日帝國を襲った。2連続の大地震で、被害は帝都を始め全国的に広がっている。最も被害が大きかったのは帝國南東部のバイエルン地方。
死者は9日現在で40万人を数える。
又、二度の大地震に続き隕石が落下した。しかし、落下地点が海上だったため、死傷者は確認されていない。
今回の大災害に対し、帝國政府は《災害特別対策本部》を首相官邸内に設立。被災者の救護に全力を尽くしている。
【帝國全土に戒厳令】
大地震に基づく国内の混乱を収拾するため、帝國政府は本日午前戒厳令を発令した。戒厳令の発令に基づき、治安維持に、警察はもとより帝國陸軍が出動することとなった。
戒厳令の発令は【第二次大皇ガ戦争】以来。
【皇太子殿下のコンティス視察が中止】
次天宮後之望皇太子殿下のコンスタン・レティプス王国視察が中止となった。原因は大地震による国内事情の変化と見られる。
【帝國政府、宇宙開発の予算を計上】
国内経済の超高度成長が続く中、帝國政府は本日、宇宙開発の予算を計上したことを公表した。現在、帝國の宇宙技術は諸外国に対し大幅な遅れをとっている。
今回の計上は、こうした状況の打開を狙ったものと見られる。
□海外□
【国連総長、引責辞任】
国連の総長として、国連の拡大及び発展を推進してきたクレオ・マクドール3世国王が先日、総長及び安保理を辞任することを発表した。
これは、先日ユークから発表されたシーニグラード宣言において、理事国をはじめとした各加盟国に諮らず、独断で支持表明を出したことについて責任をとったもの。
国内からは「それぐらいでやめなくても」との声も上がっているが、国王は、「潔い決断も時には必要」と述べ、国民に同意を求めた。
国連は、プロスピア連邦の発足などによって斜陽化が進んでいたが、今回の総長辞任はその斜陽化に拍車をかけることとなりそうだ。
クレオ・マクドール3世国王:「総長としての自覚が足りなかった」
(コンティス王国新聞【昇陽】第29号より)
【ユ聯、食糧不足に基づく混乱】
ユークトバニア聯邦が激しい食糧難に陥っている。食料不足のために同国各地で暴動が発生し、食糧事情がさらに悪化するという悪循環に陥っている模様。
帝國政府は人道上の配慮から、400万トンの食糧拠出を決定し、すでに帝國海軍の大型輸送機がユ聯向けて飛び立った。
□情報□
第21回帝國衆議院総選挙まで後4日
11月20日は帝國貴族院選挙(伯爵・子爵・男爵の互換選挙。公爵・侯爵は終身の為立候補のみ)
□社会□<帝國興信所調査・11/9現在>
書籍・雑誌売り上げ順位
1「ハンナヴァルト」
2「秋の雪」
3「生と死」
映画興行収入順位
1「鷹は舞い降りた」
2「百日戦争」
3「言葉と実行」
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皇紀六年 十一月九日(水曜日)
無断転用禁止 著作權所有帝國新聞社(著作權認可、広報誌ノ部第6号)
帝國新聞現箱版第85号(郵便物許可第10号,治安維持局言論出版統制部通過496号)
皇紀元年(2000)10月創刊)
帝國新聞社現箱支社發行・印刷(帝國特殊法人)
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