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Y.B.C.NEWS 第33号
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今日の紙面
・世界各地で大規模災害相次ぐ
・リ・ガ領土権問題
・憲法改正の動き本格化
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◇ 世界各地で大規模災害相次ぐ
咎罪共和国において発生したアールヴよって、世界的規模での災害が相次いだ。
ガルバディアでは先の大地震に続き、このアールヴによって、復活後二度目の大地震に直面することとなった。
他多数の国にも隕石や地震、津波が相次いだ他、ユーク本土にも大きな被害を及ぼした。
この災害によって、咎罪共和国は莫大な損失を被ったほか、大規模な食料難がランゴバルト王国及びユークトバニアで発生した。
この食糧危機は、アールヴの影響によって発生したと思われる怪獣の特殊能力によるものとみられており、ユークでは怪獣を処分してから食糧供給が即回復した。
ミロン外務大臣
「各国の人道支援には大変感謝するが、一部諸外国の報道で我が国の食料供給能力を飢饉の原因とする報道が成されたようだが、これはまったくの間違いであり、我が国の食糧生産能力、とりわけ農業及び養殖業に関しては世界屈指の規模と質を誇っている」
ユークではほぼ復興が完了しつつあるが、ランゴバルトおよび咎罪の経済的被害はいまだ深刻であり、今後これらの国の復興を世界が見守り、時には援助すべきであろう。
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◇ リ・ガ領土権問題
問題発生以来、互いの主張がぶつかりあうだけであった旧亜細亜をめぐる領土権問題であるが、リードホルム・ガルバディア間での代表者会談が成されるとの情報が一部に流れた。
リードホルム政府は会談の実現にむけて調整を図っているようだが、難航しているのか目に見える形での続報はいまだない。
またこの代表者会議は、2ヶ国間で行われるのか、もしくは多国間なのか、開催場所すらもベールに包まれており、リードホルム政府の外交手腕に世界が注目している。
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◇ 憲法改正の動き本格化
災害後の混乱も終息し、ユーク国内では再度憲法改正にむけた動きが本格化してきている。
中央党は憲法改正における諸問題を解決調整するための「憲法改正準備委員会」を発足させ、同委員会のなかで憲法の改正論議がなされている。
また、ヤロスラーヴァ書記長は評議会での演説において「憲法改正は新時代のユークトバニア連邦の革命的開拓計画の本丸であり、この事業を輝かしい勝利によって締めくくらなければならない」と、その意気込みを内外に示した。
憲法改正の主要点は以下である。
・地域国の外交権/開発権/軍事統帥権の拡大及び定義の変更
・地域文化の尊重
・宗教の自由化と政教分離の徹底
また、憲法自体はシンプルかつわかり易いものにすることが方針として定められており、憲法とは別に各種連邦法の制定において、時代や状況によって必要のある法律を柔軟に成立または廃止できるようにするシステムが盛り込まれる。
これはプロスピア連邦を参考にしたものと思われるが、憲法改正準備委員会はこれについて「特に意識するわけでも参考にするわけでもない」との談話を発表している。
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製作-Yuktobanian Broadcasting Corporation
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Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
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