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飛龍は、大ガルバディア帝國宣伝省が発行する政府官報です。
帝國臣民への情報媒体としてこの度創刊されました。
−大ガルバディア帝國樹立−
スタバルトの地において大ガルバディア帝國の樹立が宣言された。国家の元首たる天皇には神聖エール帝國皇族の末裔であらせられる之唯殿下がご即位され、ヴァジルール公爵が首相に就任された。
−ヴァジルール首相、臨時議会で演説−
ヴァジルール首相は、旧スタバルト地方議会に設けられた臨時の国会議事堂で演説を行った。
「ガルバディアは初代天皇比呂陛下以来、栄光ある歴史を築き続けて来た。しかし今、一部の愚かな者たちにその歴史が傷つけられている。私はこれを見過ごすことはできない。亜細亜は我が民族の固有領土であり、マウロは不満分子である。
そして何より皆に伝えたいことは、我が大ガルバディア帝國こそ正統なガルバディア国家である!!!」
−神聖ガルバディア帝國軍、テイル地方を攻撃−
神聖ガルバディア帝國海軍が我が帝國南東部のテイル地方に艦砲射撃を開始し敵の陸戦隊が続けて上陸、同地方で戦闘が発生した。我が帝國国防軍は圧倒的兵力たる敵軍を寡兵なるもよく撃譲し、敵のさらなる侵攻を防いでいる。
−臨時外務省、世界諸国に認証を求める−
首相官邸内に臨時に設けられた臨時外務省は、世界諸国に大ガルバディア帝國の国家認証を求めた。ギルト臨時外相はこの件に関し
「我が国が正統なガルバディアである事は言うまでもないが、国際的に改めて国家認証を求めることは有意義である」
と述べた。
−国防省、臨時徴兵を実施−
神聖ガルバディア帝國との聖戦を勝ち抜くために、国防省は臨時徴兵を実施する旨を発表した。募集対象は18歳以上40歳未満の男子で、対象が35歳から40歳まで引き上げられたのが特徴。
−治安維持省、不満分子1千人を検挙−
聖戦に非協力的なスタバルト大学教授・ライラ男爵が組織していた「スタバルト愛国会」会員約1千名が不満分子として当局に検挙された。
言論出版統制法に違反したものと思われる。ライラ教授自身も逮捕され、スタバルト臨時拘置所に護送された。
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大ガルバディア宣伝省監修
政府官報【飛龍】創刊号
皇紀七年9月28日
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