|
【政府首相ニカノール 演説】
「国民の皆さん。私達は今、解放されました。冷酷な独裁の力はこの地からなくなったのです。新しいユークトバニアの時代が訪れました。武庫に展開する人民軍将兵の皆さん。矛をしまい家に帰ろうではありませんか。私達は他人の地を踏み荒らすことを強要した独裁の力に勝利し、あなた方を凱旋させることができる喜びの中にあります。そして旧政権と友好関係にあった国々の皆さんと、不幸な間にあった国々の皆さんに申し上げたい。私達は変わりました。しかし皆さんと私達の関係はより近くなります。友好は更なる友好となり、不幸な関係は改善され融和への道に歩みを共にできます。ユークトバニアは飛躍し、その力を平和と幸福のために捧げるでしょう!」
【ユークトバニア連邦共和国、正式に建国宣言】
共産党政権解体から新政府樹立までの準備期間を経て、本日ついに、我がユークトバニア連邦共和国は建国宣言を、世界にむけ宣布するに至った。
強固な経済基盤と、国防力が宿る我が国ユークは、これからも前進をつづけ、国民と世界のための戦いを停止することなく完遂するだろう。
正式国名/ユークトバニア連邦共和国
略称/ユーク
英表記/The Union of Yuktobanian Republics
英略/UYR
政体/共和制、連邦制
元首/セリョージャ・V・ニカノール
首都/シーニグラード
【キシュガル宣言破棄へ】
連邦政府は建国宣言後に、旧北東時の外交政策からの
転換におけるいくつかの整理事項を発表した。
○METOには加盟している、よってMETOと諸外国との条約は遵守する。
○キシュガル宣言は水夏連邦の暴挙によって有名無実化しており、連邦政府も尊重する必要性を感じていない。
として、キシュガル宣言を事実上破棄することを明確にした。
また首相の演説にもあったように、旧政府が保持していた武庫人民共和国の統治権を放棄することも発表した。
連邦政府は同時に、水夏連邦共和国との正常な関係維持は現在の時点では難しいとし、また旧政府が敵視していた大和国に対しても、評価されるべき国ではないとの見解を示した。
コンティス王国にて保護されている旧北東人民共和国の最高権力者、いわゆる「最高司令官」については、「共産党独裁の象徴であり帰国は認められない」とした上で「連邦政府が最高司令官の身柄拘束を望むことはない」とも発言した。
国内では、いまだに旧北東労働党元党員などが反政府デモを行うなど、最高司令官同志の帰国を望む声があるが、これを完全に否定するものとなった。
【ユーク/グダニスク首脳会談】
7日、ニカノール首相はグダニスク連邦自由国首都ダンツィヒを訪れ、同国の最高指導者キッベ大統領と会談した。
会談は二時間、昼食をはさんで行われ、にこやかに食事を共にする場面も見せ、両国の友好関係を世界にアピールした。
午後には大統領府で共同記者会見に臨み、ユーク/グダニスク両国の友情は揺ぎ無いものであると強調する内容の演説が両者より行われた。
以下会談の主要内容
○両国の経済、文化、軍事的交流の開拓。
○グダニスクとガルバディアの険悪な関係は、ユークとしても好ましく思わない。
平和的解決を要請し、またこれを歓迎する。
○ユークの緩やかな社会主義の維持にグダニスク側が一定の理解を示す。
----------------------------------------------
製作-Yuktobanian Broadcasting Corporation
|
|