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Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
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【グルゴニアに暗雲】
[西グルゴニア ガルバディアに無条件降伏]
虚偽の報道とそれに伴う誠意ある謝罪と賠償がなかったとして、ガルバディアから宣戦布告をうけていた西グルゴニアは23日、ガルバディアに対して無条件降伏を表明した。
これに伴い西グルゴニアは帝國領西グルゴニア地方國となり、今後ガルバディアによる武装解除が予定されている。
[ユーク 東グルゴニアに不快感]
23日、ユーク連邦外務省は東グルゴニアに対する談話を発表した。
この中でユーク政府は、東グルゴニアの大国姿勢を批判している。
当国は、ガルバディア帝國に対して国交断絶を一方的に通達したが、本来このような行為は途上国がとる方策ではなく、むしろガルバディア側が行って利のあるものであるとの見解を示し、極度の発展途上にある東グルゴニアが国際社会でなにを言おうが、それは自身の首をしめているだけと指摘した。
【ミロン外務大臣 特別記者会見】
ガルバディア/西グルゴニア紛争の影響もあり、自身の発言に対しての弁明会見はしないものとしていたミロン外務大臣が、融和主義でしられるニカノール首相の要請があったため、今日特別記者会見に臨むこととなった。
ミロン外務大臣は、記者会見のはじまりを高官が告げると、まず立ち上がり「まずは私の発言でユークや諸外国に対して良くない影響を与えたことに謝罪する」と述べた。
以下会見の録音抜粋。
「元首ニカノールの要請でこのような場を設けることになったが、私の考えはかわっていない。首都のない国など自治領に等しいとの私の言葉は、発展途上にあるにも関わらず、自らの国際的立場を弁えず外交を行う国に対しての比喩として使用した。四州や東グルゴニア等がそれにあたる。西グルゴニアやガルバディアが私を批判しているのは、私の言葉を一面からしか捉える事ができなかったからにすぎません。ですからガルバディアの主張する帝國連邦加盟国への侮辱などということはありえませんし、私のような立場にあるものが、そのようなことを意図して物事を言うでしょうか?しかし、結果的にそのような捉え方をする国が多かったのは残念なことであり、私の表現が不適切だったということは間違いない。そこは改めて謝罪したい。しかし根本の考えはかわらない。問題は首都があるかどうかではないのだ。諸外国、特にガルバディア政府にはよく理解してほしいものだ。」
【ユークへの侵略意図露呈】
23日付の帝國新聞の六面において、帝國連邦の対外強行派がユーク進軍を唱えているとの記事が掲載された。
このようにユークに対しての武力行使の可能性が明言されたのははじめて。
ユーク元首ニカノール首相は「かの国の天皇とハンナヴァルト首相は優秀な指導者です。他の帝國連邦の加盟国よりも優れた判断能力があり、報じられている対外強行派の意思を形にして実現しようと動く人ではないと私は知っています。」とのコメントをだした。
連邦国防省では、帝國新聞の記事をうけて、対外情報の収集をより活発化させている。
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