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Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
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【ユークトバニア連邦 選挙結果】
[自由党辛くも勝利]
ユーク連邦で行われていた連邦議会選挙の結果が発表された。
定員の450名中232議席を抑えた自由党は、辛くも政権を維持した。
中央党は目標の政権掌握とはならなかったが、209議席を獲得し、大躍進をはたした。
他9席は少規模政党及び無所属が確保した。
自由党代表のニカノール氏が首相として再任される見通し。
また同時に閣僚の発表も行われ、ほとんどの大臣が留任した。
しかし国内外から人気の高い(?)アントーシャ・ミロン氏は指名されず、新外務大臣として、今期閣僚の中で唯一の女性である、民間出のセラフィマ・ライーサが指名された。
各閣僚の初心表明においてライーサ外相は「ミロン元外相の後ですので、なにぶん緊張しますが、元首ニカノールの融和政策を支えていく所存です」と延べ、任期中にニカノール首相を批判することもあったミロン氏との、方向性の違いを明確に示した形だ。
一方、こちらも民間出のため、私人にもどったミロン氏は、我がY.B.C.に以下のようなコメントをよせた。
「ニカノールが私を指名しなかったのは、私が真の愛国者だからだ。彼の融和路線はユークを奴隷化するものである。まぁみていればいい。後任のライーサ君には是非がんばってほしいものだね」
ミロン元外相については、最後までガルバディアへの謝罪を拒んでいたということも伝えられており、ニカノール首相の融和政策を強化するにあたって妥当な人選であったと評される一方、強行派といわれながら、強いユークの象徴として国民からの支持が厚かったミロン氏だけに、国民の反発も大きなものとなっている。、
[中央党 善戦するも政権掌握ならず]
22日、中央党は記者会見をひらき、政権奪還を実現できなかったことを有権者に謝罪する一方、躍進によって発言力の増大が見込まれることを強調し、いっそうの活動強化を図る方針を説明した。
中央党は、自由党がガルバディア外交において、国益を廃した妥協をしないよう自由党に求めている。
[ガルバディア謝罪賠償問題]
今期の初閣議では、まず最初にガルバディアが求める謝罪賠償問題が主な議題となった。
閣議の後、ニカノール首相は記者に対して「ミロン君が主導していた外務省の職員の発言だったわけだが、不適切なものと我が国としても認めることが当然と判断した。近いうちに公式に謝罪については発表させてもらう予定だ」と述べ、謝罪を行う方向で調整していることを明らかにした。
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