|
---------------------------------------------------------
Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
---------------------------------------------------------
【ユークトバニア 中央党政権樹立へ】
ユークトバニア連邦共和国で政変が起きた。
これは正規の選挙に基づくものではなく、自由党議員の一部が中央党に移籍したことで、連邦議会における席数の約8割を中央党が手に入れたことで行われた。
このような状態での政権交代についての取り決めは存在しないが、中央党の要請に対し、大きく権限を失った政府がこれに同意したことで、中央党政権が誕生した。
国家主席として中央党代表のヴェネジクト・ヤロスラーヴァ氏が就任し、中央党内でもヤロスラーヴァ派として有名な者が新閣僚として任命された。
注目すべきは新外相として、第二次ニカノール政権で、国民からの人気にかかわらず留任されなかったアントーシャ・ミロン氏が民間から抜擢された点であろう。
【亜細亜共和国に連邦参加を提案】
ユークトバニア連邦は22日、亜細亜共和国に対し、ユークトバニア連邦構成国になるよう提案を行った。
社会主義世界の拡大に加え、亜細亜共和国の保有する膨大な軍事力を制御しうる組織が消えたことが不安材料であり、抑制を促す目的もあるという名目だ。
亜細亜共和国はこれに対し正式に辞退を表明したが、ユークトバニア連邦は亜細亜共和国の対応に遺憾の意を表しており、事態は複雑化をみせている。
【グダニスク連邦で大統領選 反社会主義強まる】
先の飢饉によって大きな被害をうけていたグダニスク連邦自由国で大統領選が行われ、最有力候補とされてきたのベルナルド・オケリー氏を押さえ、スチュアート・デイビス氏が新大統領として就任した。
デイビス大統領は就任演説で、自由と平等、民主主義を世界に広げる必要性を強調し、グダニスクが今後国際社会に積極的に関与していく考えを示した。
一方で先の飢饉を社会主義者の陰謀とする説が囁かれるグダニスク国内だけに、最近の国民の反社会主義的感情が選挙結果に影響しているともいわれ、社会主義を強硬に推進しはじめたユークトバニアの新政権との摩擦が生じるのは必至とみられている。
グダニスクと同じく新政権の誕生したユーク連邦では、ヤロスラーヴァ首相が以下のコメントを発表している。
「グダニスクは資本主義奴隷社会の拡大を明言したばかりか、我が連邦に対して悪い感情を抱かせようとする事実無根の情報を国民に伝え、我々の国益を犯しているのである。これは我々への明確な挑戦・・いや侵略行為だ」
----------------------------------------------
製作-Yuktobanian Broadcasting Corporation
|
|