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【海外ニュース】
「旋律の同時進行」
それは、あっという間の出来事だった。
事の始まりは21日、政権が交代し再び社会主義機運が高まったユーク連邦が
戸長・亜細亜両国の元METO構成国家に対し連邦への参加を提案。
加え、これに反すれば軍事的な手段に出ることも示唆した。
これに対し戸長は国家消滅、亜細亜は「国の向かう先は国民が決める」と、
ユーク連邦の提案を拒否した。これを見るやユーク連邦は
24日、亜細亜に対し予告通り宣戦を布告した。突然の出来事、
一体何がユーク連邦を動かしたのだろうか
巨大な軍事力を保持する両国だが、戸長・亜細亜に対する連邦参加に
ついて「両国が所有する膨大な軍事力を制御しうる国際機関が消失したことで、
両国政府の軍事管理体制の不備が疑われることから」とユーク連邦が
発言している事から、オースチン共和国内世論では
「ユーク連邦の不安要素の一つである旧METO国家を無力化する事により
同国の国際的権力を拡大しようという狙いがあったのではないか」との
見方が強まっている。
一方、ガルバディア帝國連邦は今朝グルゴニア合衆国に対し
宣戦を布告。同時期に別の戦争が同時進行するという
例を見ない事態へ突入し、世界情勢は混乱を極めている。
「GUN、ユーク亜細亜戦争参戦」
件の戦争に関しGUNは参戦を表明、亜細亜側につきグダニスク連邦・
コンティス王国は同じG6構成国であるユーク連邦と対することとなった。
共和国内世論はG6の存在意義に対し疑問の声を上げ始めており、
どちらかがどちらかの植民地になるという事態に陥れば
一層国内世論のG6に対する不満は高まっていくものと見られる。
一方で、GUNともユーク連邦とも友好関係を持つ共和国は
GUN支持を発表、近くGUN・亜細亜側へ救援物資の無償提供を行う予定だ。
共和国の発表に関しては国内ニュースを参照。
【国内ニュース】
「モレン氏GUN支持を表明」
今回の件に関しモレン・共和国代表はGUNへの支持を表明、
共和国としての今件に関する見解を発表した。
発表の中でモレン氏は「ユークトバニア連邦の行為は社会主義の名を
自傷する行為だ」とユーク連邦を批判、穏かな物言いで知られるモレン氏のこの言葉に
記者席からはどよめきが起こった。さらに「亜細亜側への物資的支援」を
発表し、間接的ながら共和国史上初めて国際紛争に関わる事となった。
野党・社会党からは「モレン氏こそ戦争に関わるなど民主主義に反する行為だ」と
25日行われた国会・常会にて発言、これに対し与党側はその後の質疑応答にて無言の抵抗を続け、
国会はストップする結果となった。
勿論国民も黙っているわけではない。内務省の電話受け付けセンターは
寄せられた多数の政府への批判によりパンクし、現在一部業務が停止している。
挙句の果てに世論からは「独裁的」と罵られる事となったこの発表に、
伸るか反るかの狭間で国家は揺れ続けている。
「国防省内部資料流出」
今回の混乱に乗じてか、国防省にて行われた会議の資料が流出、
共和国内大手メディア「三毎報」社にその内容がFAXで送りつけられた。
国防省はすぐに三毎報社に内部資料の新聞への掲載差し止めを要請したが
時既に遅し、一大ニュースを載せた夕刊は国防省の電話の1時間前には
配送者に乗り国内中の家庭へと配られてしまった。
資料内容はユークトバニア連邦への攻撃を示唆するものであり、
明朝行われたモレン氏の発表とあわせ国民の不安は増大し続けている。
◆国内天気予報
・26日(地名/午前/午後/降水確率/最高気温/最低気温/明後日の天気)
リヒテンブルグ 晴 晴 20% 4 -3 晴一時雪
ブランデンブルグ 晴時々曇 晴後曇 20% 11 5 曇時々晴
ウォラスティン 曇一時雪 曇一時雪 40% 1 -6 曇時々雪
ハスフルト南島 雪 雪 100% -5 -22 雪一時晴
▼広告欄
・大東配映 マイケル・グルーブ監修「戦場のマニフェスト」
29日より全国各劇場で上映
・お知らせ
引き続き広告受付中。国家によるお国自慢等もOK。皆様のご応募
お待ちしております(応募はオースチン共和国観光者通信まで)
編集責任者 AS共同通信国際部々長 ウォルフガング・ポテンテ
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