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ユークトバニア連邦は、グダニスク国に対し、今次の戦争を終結する機会を与えることとした。
分別無き侵略政策によって、グダニスク国の人民の多くを殺し、いまなお抵抗を良として、グダニスク民族を滅亡の淵に陥れた、残虐且つ無能な軍国主義者を、グダニスク国が引き続き統御するか、又は理性を持ってグダニスク人民の新の幸福のための道を歩むか、グダニスク国は選択し決定することができる。
ユークトバニア連邦がグダニスク国に対して要求することは以下に記すのみであり、これを逸脱し、新たな条件を今後付加する主張を行うことはない。
ユークトバニア連邦は、無責任な軍国主義者が、世界より駆逐され、平和と安全をもって正義の秩序が生じることを望み、グダニスク人民を欺瞞して、世界征服を目的とした無秩序な行動を犯す者が、グダニスク国の権力となることを永久に除去すべきである。
この平和的秩序が、グダニスク国の本願とすることを確証するため、ユークトバニア連邦が指定するグダニスク国の領域は、その目的を達成するために一時的に占領される。
ユークトバニア連邦は、グダニスク人民を奴隷化したり、又は滅亡させようという意図を持つものではないが、戦争犯罪人に対しては厳重なる処罰を加える必要がある。
グダニスク国政府は、グダニスク人民の間における、反社会主義的思想及び侵略思想を除去する努力を行うべし。
グダニスク国はその経済を発展させ、公正なる実物賠償の取立を可能とするだけの産業を維持する自由が許される。
ただし、戦争の為の再軍備に通じる産業はこれに該当しない。
このような諸目的が達成され、またグダニスク人民が戦争責任に対する反省と、平和意思を表明し、平和的傾向を有する責任ある政府が樹立するに至れば、ユークトバニア連邦の占領軍は直ちに撤収する。
ユークトバニア連邦は、グダニスク国が直ちにこの宣言を受け入れ、誠意を示すことを同政府に要求する。
これ以外のグダニスク国の選択は、迅速且つ完全なる壊滅あるのみであるとする。
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