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□主要□
【カイン大使、割腹自決】
ユークットヴァニアで不当な取調べを受けていた帝國外務省のカイン大使が、監禁されている留置所内で割腹自決をした。
残された遺書によれば、「不法とはいえ取調べを受けて本国には帰れない。神帝陛下に合わせる顔が無い。」とあり、自らの恥を死を持って償おうとしたと見える。
この度は 本意ならねど 国のため 陛下のために 腹切らむ
【帝國政府、ユ政府に国交断絶を通達】
ユークの理解できない行為に対し、帝國政府は国交断絶を通達した。本日、帝國内のあらゆるユーク人は本国に強制送還され、以後一切の入国を禁止された。
強制送還とはいえ、移動費などを帝國が負担したため、野党の大政翼賛会は「税金の無駄遣い」と声を荒げている。
ハセクラ首相は
「あくまで人道的対応に心がけなければならない」
と述べた。
【帝國衆議院、対ユークをめぐって大荒れ。そして解散】
帝國衆議院は、今回の対ユーク外交をめぐって大荒れとなった。野党・大政翼賛会が、
「これはユークの挑戦だ。来るべき決戦のためにも臨時軍事予算を立てねばならない」
と述べれば与党・國家社會主義ガルバディア労働者党は
「カイン大使の件は確かに遺憾である。遺憾であるが、怒りにかまけて判断を誤ってはいけない」
と述べた。
結局収拾はつかず、トルメキン議長が神帝陛下に《帝國衆議院の解散》を上奏。
陛下が御裁可を下された。
12月11日(日)に第22回帝國衆議院総選挙が行われることとなった。
□国内□
【神帝陛下、カイン大使に柏葉付騎士十字章を叙勲】
神帝陛下は、カイン大使に対し、「帝國に貢献した偉大な人物」として柏付騎士十字章と、男爵位を追贈された。軍人以外に勲章が受勲されるのはリヒャルト・ハンナヴァルト元首相以来。
□国際□
【ユークットヴァニア、帝國の大使を拉致・監禁】
ユークットヴァニアが、自国の機密漏洩を防ぐためと称し、カイン大使を拉致し、監禁した。カイン大使は翌日、取調べは自身の恥とし、割腹自決をした。
帝國及び帝聯内ではユークの意味不明な対応に対し、激しい反発が起きている。
【帝・成 条約の再締結】
帝國と成瀬共和国との間で、帝成条約の再締結が行われた。
キール外相は
「この再締結は、両国の安全保障のみならず、国力の発展にも寄与するだろう」
と述べた。
□社会□<帝國興信所調査・12/5現在>
書籍・雑誌売り上げ順位
1「長年の友好を一日にして無にしたユーク」《ヘイケ・ヴェルリン帝國大学教授》
2「優先事項、それは 1に軍拡 2に軍拡 3,4が無くて 5に内政」《大政翼賛会》
3「なぜスイカでなくスイナツなのか」《匿名編集部》
映画興行収入順位
1「撃滅!ユンク聯邦」
2「欲しがりません勝つまでは」
3「地上の楽園!?」
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あなたと、あなたの大切な人を守ります<帝國保険>
そうだ ダルマスカ 行こう<帝國旅行>
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皇紀六年 十二月五日(月曜日)
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