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Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
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【旧北東最高司令官 数ヶ月ぶりに公に現る】
旧北東人民共和国の国家主席兼国防委員長兼最高人民会議議長であった、通称「最高司令官」が、数ヶ月ぶりに公にその姿を現した。
北東の崩壊後、コンティス王国で保護をうけてからも数度対外むけにコメントを行っていた最高司令官だが、ここ数ヶ月の動向が報じられなかったため、一部には死亡説もでていたが、この度の登場に、いまだユーク国内にも根強くのこる支持者勢力から感嘆の声があがっている。
最高司令官はコンティス国内の施設で、以下のコメントを発した。
「偉大なる北東民族は、その唯一の祖国たる北東人民共和国を修正主義勢力によって蹂躙され、現在はその勢力が独裁を行うユークなる傀儡政権が我が物顔に祖国の地を支配しています。ユーク傀儡政権は、全世界的社会主義発展の名目で、その影響力を強めようと画策していますが、このようなことは真の社会主義の理念と相容れないものであり、その証拠にユーク連邦の構成地域であるフブスグルにいたっては、いまだ最低の国家水準から抜け出せずにいます。私は、社会主義の発展はそれぞれの国家の自主独立性が保たれ、それらが連合することによっての勢力拡大しか成功の道はなく、現在の傀儡ユークは衰退する一方であって、北東民族の未来における栄光が危ぶまれているのです。北東民族の血を宿す人民達は、いまこそ立ち上がり、真の社会主義祖国たる北東を再び取り戻すため、一当百精神をもって修正主義勢力に抵抗しなくてはなりません」
これらのコメントを国際の各メディアが報じたが、ユーク政府はこのコメントが国内にあたえる影響を考慮し、国内メディアに対しては規制している。
しかし北東派の運動家の動きも懸念されており、政府の情報規制が成功する可能性は低いことが実情だ。
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