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*クロフォード大統領は、連邦全土を襲った大災害による混乱の収拾を図る為、
全土に無期限の戒厳令を布告。
"国内依然不安定、出国者続出"
先日連邦全土に、世界未曾有の災害「ベバリン大災」が襲い、一時壊滅的な打撃を受けたが、
復興事業が始まっても依然食糧難は深刻で、大統領命令にて政府が食糧を統轄し配給する
政府配給制度に切り替わった。艱
セイレン市、プライア市等の大都市では、他国の援助物資を配り受けるための長蛇の列が
あちこちに為し、市民の疲労は限界の色が見え始めている。
国外出国の流れも依然続き、大災以後、政府統計で帝國連邦圏へ1,200万人、
武庫人民共和国などへ200万人近い国民が諸般の事情により出国したという。
平時においては象徴的存在である大統領だが、首相の病状の悪化に伴って国政を一任され、
現在、連邦大統領が行政府を統轄している状況が続いている。
クロフォード大統領:「確かに難しい状況は依然続く。しかし逃げるべき時ではない。
状況が厳しいのは皆一緒であり、過去の繁栄に縋り付く時ではない。
ただし今の状況は必ず好転する。私はそう信じる。何が根拠なのか。
我々にはベスティナルの同胞をはじめ、多くの感謝すべき他国からの温かい支援があり、
そして何よりベバリンの同胞があり、艱苦を共に勝ち抜こうとする勇気があるからである。
今一度思いを巡らせて欲しい。我々の繁栄は何により成り立っていたのかを。
今一度思いを巡らせて欲しい。我々の根源が、一体何にあるのかを。
そして考えてみて欲しい。他国の温かい支援が、何に由来するのかを。
我々の為すべき事は解るはずだ。
我々は今こそ己の存在を確認し、難しい問題を共に勝ち抜いていかなければならない。
今が、その時なのだ」
"諸邦の英断への感謝"
先日定例会見にて、ラヴェル糧産相は以下の発言を行った。
「連邦の食糧危機に伴い、多くの諸邦が我々に食糧を提供して下さる状況が続く。
食糧生産施設への壊滅的被害に伴って国家の麻痺、飢餓が続く中、援助を英断して下さった
諸邦へは感謝の言葉も無い。
この危機的状況が続く中、諸邦の継続的な援助の勇断をさらに待つばかりである」
"ガルバディア帝國より国交断絶通告"
ベバリン大災直後の先日、ガルバディア帝國連邦はベバリン連邦に対し国交断絶を通告した。
断絶理由は帝國連邦が敵視政策を採るオースチン共和国との結託とされる。
政府はこれに対し、ベバリンはガルバディア連邦と国交断絶する心算は毛頭無く、
帝國連邦・崑崙帝國への移民や資本の多さ、友好関係から国交を断つことは出来ない、
としている。
セレガル・セイレン市長:「ガルバディア圏との政治、経済的交流は以前より深く、
この度のベバリン大災の際にも信頼できる国家として、崑崙帝國への900万人をはじめと
する1,200万人もの国民が待避、移住している。
帝國連邦にはもう一度再考をお願いしたいばかりだ」
*上記の文を引用、転載する場合には事前に連邦外務省へ届け出ること。
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