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Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
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【ユーク連邦戦勝 GUN事実上の崩壊へ】
ユークトバニア連邦は、戦争の一刻も早い終結を促すため、すでに陥落していたコンスタン・レプティス連合王国の王都「コンスタンティノープル」において、いまだ抗戦を唱えるGUNの議長国グダニスク連邦自由国に対して、最後通牒となる『コンスタンティノープル宣言』を発した。
宣言は、グダニスクの軍国主義及び反社会主義勢力の排除と、戦後の占領を唱え、産業の自由と適当な時期に新政府による独立を認めることを盛り込んだもので、グダニスクに対して強く無条件降伏を要求した。
すでに政府機能を欠いていたグダニスク国内では、スチュアート大統領の大権が否定され、ゲオールギーが実質的最高指導者となり、1月29日19時45分、グダニスクはコンスタンティノープル宣言を受託し、無条件降伏した。
事実上の終結だが、まもなくしてGUNとしての宣言受託が表明され、公式にはこの瞬間に戦争は終わったことになる。
グダニスク連邦と南瓜連邦が画策し、亜細亜防衛を大義名分に利用したユークトバニア侵略戦争は、GUNという組織の崩壊をもって終わりを告げた。
【中央党の永続的主導化 人民の支持率92%】
大戦勝利にわくユークトバニアでは、政権与党の中央党及びその党代表であり国家首相のヴェネジクト・ヤロスラーヴァ氏の支持率が高騰した。
政権交代の後「強きユーク」を掲げた同首相は、それを外交面のみならず、戦争という国家存亡の危機を乗り切ることで体現した。
ヤロスラーヴァ首相は、連邦議会に中央党の永続的主導化を定めた新政府案を発表。
人民の熱狂的支持のなか、少数の自由党員の反対票を圧倒する票数でこれを可決した。
ユークトバニアは、「連邦議会の解散」と「中央党大会」の影響力増大、新たな「社会主義連邦評議会」の発足をもって、共産主義政党「ユークトバニア連邦中央党」の独裁国家として再編されたこととなる。
ヤロスラーヴァ首相は、これからは自らの役職を中央党の「書記長」として公に使用していくことを明らかにした。
【帝国連邦 国交樹立検討】
神聖ガルバディア帝国カラヤン外相から、ユーク連邦に対し、公式に国交樹立を検討するとの通達があったことを、ユーク連邦外務省が明らかにした。
またミロン外相は会見で国内向けに以下のようにコメントした。
「ガルバディア帝国連邦との友好親善は、世界的に意義のあることであるのは間違いない。しかし両国に克服せねばならない隔たりがあるのも事実だ。人民大衆の感情も考慮し、国交正常化及び協力的な条約を策定していきたいと思う」
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