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Yuktobanian Broadcasting Corporation(Y.B.C.)は、
ユークトバニア連邦共和国に本社をもつ民間の国際報道誌です。
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【ファフェド国 独立問題】
[独立を強調]
ガルバディア帝国連邦からの脱退を表明し、独立したファフェド国をガルバディア側が傀儡政権として批判していた問題で、ファフェド政府は19日の国営放送で「我が国は正式な独立国家」と明言した。
同時に国教が自由であることを主張し、ガルバディア神教に追従しないことを明確にした。
[ガルバディア 武力行使へ]
ファフェドをあくまで傀儡政権と位置づけたガルバディア帝国連邦は20日、同胞救出を名目にファフェド国に宣戦布告した。
これを「グルゴニア解放戦争」と呼称し、侵略や再占領でないことを強調している。
[グダニスク ファフェド承認へ]
ファフェド国が独立宣言(掲示板では何故かすぐ消された)をおこなって以降、グダニスク連邦自由国はフェファドの政体が君主制であることを理由に、主権国家として承認しないという立場を示した。
これは17日付のグダニスクジャーナルで発表されたもので、この中でグダニスク政府は「議会の立法権を廃するなどガルバディア連邦加盟時代より非民主的な政体を採用している以上、新政府を認めることは出来ない」と政府公式の発言として掲載し、ガルバディア側は、このグダニスク政府の対応に歓迎の意を表している。
しかし本日未明、ファフェド国が国教の指定取り消しと国家民主議会の設置を表明したことによって、すぐさまグダニスク政府はファフェド国を主権国家として承認した。
このファフェド国の内政改革は、土壇場で少しでもガルバディアの影響を削ごうとする緊急処置である可能性が高い。
これについてユークトバニア連邦外務省の職員に話しを伺った。
「大国に承認してもらうことは、途上国が開発をすすめていくうえで必要不可欠なことです。かといってファフェドのように政体を軽はずみに変えると、情勢変化によってはいくらでも変化していく、いわゆる国家としての統一性がないと判断され、相手にされなくなります。グダニスクも承認こそしましたが、ある意味でファフェドに対する不信感は生まれたはずです。そのような国は将来的に発展しても、国際社会で下級国家の烙印を押されるわけです」
【ガルバディア帝国連邦 ユーク連邦に謝罪賠償要求】
[命運にぎる新政権]
リストニア皇国のガルバディア帝国連邦加盟に対し、ユーク連邦の外務官が苦言を呈したことを暴言とした問題で、今日ガルバディア側が正式にユーク連邦に対して謝罪と50000億Luの賠償を求めた。
現在ユーク国内では、今後しばらくの国家方針に直接関係する連邦議会選挙が行われており、公式には対応できないとして21日以降に返答することをガルバディア政府に伝えた。
かねてより緊張状態の続く両国関係の山を迎えているとユークの政府高官は語る。
「我が国が戦争を望むはずがない。しかし我々は途上国ではないので、なにふりかまわず回避しようと国権を捨てることはしない。現在これに関係する外務省関係者に事情聴取を行っており、その結果もふまえ、今回の選挙で政権を掌握したものの決断に委ねられる」
[ガルバディア 攻撃交渉はじめる?]
ユーク連邦国防省は20日、第三国から、ガルバディアがユーク攻撃にむけた外交交渉をすでに始めているとの通報をうけたことを明らかにした。
国防省は、現在ガルバディア側が要求する謝罪と賠償が、平和解決とは別次元のものである可能性が高いとの見解を示し、現在の政府に対して謝罪慎重論を提言している。
デミード・ロジオーン国防大臣は以下のようにコメントした。
「ガルバディアが既に攻撃を決断しているとすれば、それは平和意思をもたない侵略国であることを意味します。それならば謝罪と賠償など意味はなさないのではないでしょうか。ガルバディアが自国を平和を愛する国と称するならば、その意思を明確に示してほしいと思っています」
国防省は、情報分析の結果、ガルバディアと開戦すれば戦争は長期間に及び、戦後は戦勝側の統治権が発生せず、両国が衰退するだけで終わるだろうと最終結果報告をまとめている。
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