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ナシバロン人民共和国は、我々の総攻撃によって崩壊した。今、ナシバロン政府本部やナシバロン共産党本部の広大な敷地には原型をとどめないような建物などの瓦礫が散っている。政府の無能な代表であり共産党代表であったニミル・フレッドは直前に逃げ出していたが、我々が射殺した。あの自称政治家はヴァストークも圧制に苦しめた。そして先日の自由党員の大量虐殺もこの人間が指揮したのである。無能な独裁者の消滅は、南瓜の地に明るい光を与えるものに違いない。
そして、我々を全力で援護してくださったセレーニア連邦軍には非常に感謝している。彼らの力があってこそ、真の自由を勝ち取れたのだろう。
これからのことであるが、我々はこの南瓜の地に正式政府を樹立する。国名はフィールサチア自由国である。「フィールサチア」とは西部神話(南瓜西部地方を中心に南瓜全体に伝わっている神話のこと)に出てくる勇者(後に神になる)の名前で、「平和」や「自由」を求め続けるその勇者の名前を国名にすることで、我が国も「平和」や「自由」を永遠に存在させたいと願う気持ちを表している。
首都については暫定的に東南瓜市とするが、いずれミロングラードへ移転するだろう。ミロングラードという都市名については、共産主義的な名前であるために変更するべきなのかもしれないが、あえて残すものとする。なぜなら、この地にこのような独裁政権が存在していたということをすべての人民が覚えておかなければならないからである。そして、自由を求めるために命をかけて戦った者のことを永久に覚えておかなければならないのである。そのために、この都市名はそのままにしておくものとするのだ。
我々はフィールサチアに自由と平和が永遠にあるように願い続ける。フィールサチア国民も我々と共に素晴らしい国家を建設していこうではないか。
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