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【スタバルト条約、再締結】
帝國聯邦とランゴヴァルド王国との間で結ばれていた「スタバルト条約」が再締結された。調印式は当初、帝都ヴェルリンで行われる予定であったが、反乱によって乱されたスタバルトの治安が回復したため、初期の伝統を重視し急遽スタバルトで挙行された。
ランゴヴァルド王国からは防衛大臣のヴィングトール・外務大臣ラファエロ両氏、帝國聯邦からは之宗総統閣下・バーゲスト首相・ハセクラ外務大臣らが参加し盛大なものとなった。
調印式に総統閣下が御臨席されるのは異例。
式典は終始和やかに行われ、両国は更なる友好を誓った。
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【水城帝國、帝聯に加盟】
君主制国家である水城帝國が帝國聯邦加盟を果たした。水城帝國はすでに帝政国家であり、帝國聯邦加盟に何ら支障はなく、同国は加盟に伴い総統閣下への奉仕を誓約した。
これに対し天皇陛下(総統)は水城義明総帥に対し男爵を叙位し、大ガルバディア一員として努力するよう激励された。
水城帝國の今後の使命は、ガルバディア民族及びガルバディア語の普及であり、バーゲスト首相はこの件に関し
「我々は水城の経済発展にも、国防にも、同化政策にもあらゆる点で協力を惜しまない」
と述べた。
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【MLT問題 揺れる世界そして帝國】
帝國聯邦の非加盟宣言に対し、ユークットヴァニアが猛抗議している。大ガルバディアの平和主義は全く揺るいでいないが、MLT非加盟のたった一事象で帝國聯邦は悪の枢軸とされている。この件に関しハセクラ首相は
「極めて遺憾であり、帝國のどこに落ち度があるのか理解できない」
と述べている。
世界情勢を鑑み、帝國政府はMLT加盟を前向きに検討しだしたが、一度非加盟宣言を行った後に再加盟という異例の事態は臣民の信頼と帝國の権威を激しく傷つけるだろう。
バーゲスト首相が掲げる標語
《平和・自立・そして美しい国ガルバディア》
どこまで初志貫徹できるだろうか
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【帝國政府、経済政策を大転換】
帝國政府は永らく、乗数理論の政府支出乗数を重視した経済政策を行ってきたが、過度の政府支出に伴う臣民の税負担は重く、政府支出を賄う為の増税がかえって民間消費を減退させ国民所得の減少、強いてはCDP成長の横ばいにつながっているとし、経済政策の転換を決定した。
建設大臣の成義公爵は今後の経済政策に関し
「今後は傾斜生産及び重点投下方式によって公共事業費を削減し、減税を行う。さすれば臣民生活は向上し、将来的に税収は増加するだろう。また国内市場が拡大すればあらゆる相乗効果が望める」
と述べた。
「帝國政府は従来の租税や政府支出を重視した財政政策からマネーサプライや利子率を重視した金融政策への転換を検討している。この転換は更なる高度成長へとつながるだろう(バーゲスト首相)」
「グダニスクのような大発展を(成義建設大臣)」
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【水夏で愛国帝政党が勝利】
水夏共和国で人民代表議会選挙は与党・愛国帝政党が勝利した。前回より20議席の減少という苦しい結果であったが、総獲得議席数は166議席で、全体の55.3%に当たり、過半数を容易に凌いでいる。
愛国帝政党と友好関係にある國家社會主義ガルバディア労働者党党首バーゲスト総裁(首相)は、
「帝政党には水夏から共産の色を除いて頂きたい。さし当たっては人民代表議会等といった共産色の名称変更から行うべきではないだろうか」
と述べ、水夏政府に強い期待を示した。
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【ユークット、帝國を蔑視】
ユークットヴァニア聯邦の民間紙Y.B.C.NEWSがその紙面で《ガ帝》という表現を使用した。この名称は帝國政府によって使用をしないよう要請されている。
今回の事態を受けて帝聯内ではユーク友好感が一気に下がっている。
帝國政府では特に反応をしない方針であるが、両国国民の溝は確実に深まっている。
「友好関係はもはや過去の話となりかけている(ヴェルリン帝國大学ライラ教授)」
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本日は土曜にて市場は休日。
−帝國証券取引所 10月14日−
※ 帝経平均株価 18311(194↑)
出来高 18億8456万株
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世界も認めた文化です <ヴェルリン映画>
活字の中にも笑いあり<秀英社>
あなたと、あなたの大切な人を守ります<帝國保険>
そうだ ダルマスカ 行こう<帝國旅行>
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皇紀七年 10月14日(土曜日)
無断転用禁止 著作權所有帝國新聞社(著作權認可、広報誌ノ部第6号)
帝國新聞現箱版第百六号(郵便物許可第10号,治安維持局言論出版統制部通過619號)
皇紀元年(2000)10月創刊)
帝國新聞社現箱支社發行・印刷(帝國特殊法人)
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