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===6代目最高執政官にトエルウル氏就任===
エンジアス執政官の任期満了に伴い行われていた
連邦最高執政官選挙によりプロミスト大公国の
ディディエ・トエルウル氏が最高執政官に選出された。
トエルウル氏はMLTは後進国に厳しすぎるとして
現行条約で連邦とユ連邦にしか認められていない
演習場の保有を後進国にも拡大していくべきである
との所信表明を行った。
これについて連邦内では条約の有効性が損なわれる
として反対意見が強く評議会の抵抗が予測される。
連邦政府が何処まで評議会に対し主導権を握れるかに
今後の情勢が左右されるとも言えそうだ。
===MLT改正案否決の可能性濃厚===
トエルウル執政官が所信表明演説に示したとおり、
演習場保有への道を後進国にも開くためのMLT改正案が
連邦評議会に上程された。
MLT改正は連邦単独で行えるものではないものの
連邦がユ連邦に対し改正を迫れば実効性の観点から見て
ユ連邦が何らかの譲歩をせざるを得ないのは明らかで
執政官の姿勢からしても連邦の改正案がそのまま
MLT改正案として批准されるとの見方が支配的であった。
しかし今回連邦評議会は期限を目前にして明らかに
執政官の提示した改正案に対し反対を突きつけており
連邦政府が目指したMLT改正は早くも方向転換を迫られる
のは避けられない情勢となっている。
===改装工事進む地上の楽園===
水夏連邦共和国の地上の楽園改装工事が佳境を迎え
臨海リゾート化が進んだ姿が報道陣の前に公開された。
水夏地方は連邦内でも経済的に遅れた地方となっており
最新の経済統計ではユ連邦ナシバロン共和国を下回る事も
先日明らかになった。
今回の地上の楽園改装により水夏地方の経済発展が加速する
事は疑いの余地が無く、地元では早くも観光客増を見越して
ファストイートが店舗の増設に着手している模様だ。
===ヤロスラーヴァ書記長死去、動揺広がる===
ユ連邦の最高指導者として長らく君臨してきたヤロスラー
ヴァ書記長が体調不良により死去したためユ連邦では
後任人事の選出までの間臨時執行部を組織して政府を
率いていく方針であることが発表された。
しかしカリスマ性の高かったヤロスラーヴァ書記長の後任
人事は難航している模様でミロン外相とカーネメフ氏が
依然拮抗していることが報じられている。
ミロン外相の緊急入院が報じられたことによりカーネメフ氏
が優勢に立ったのは事実であるがカーネメフ氏はヤロス
路線の継承を公言しており、偉大な指導者の築き上げた
方針を引き継ぎ守っていくだけが精一杯の器であるだけに
不滅のはずの偉大な兄弟を失った後のユ連邦を同氏が
どの程度纏めあげ率いていけるのか、世界が注視することに
なるだろう。
===マーケットサマリー===
連邦圏内の主要取引所における株価は軒並み堅調な動きを
示し、グダニスク取引所の終値は前日比+4%となった。
債券市場は新興国向け開発債がMLTに関する懸念から売られた
以外は堅調な動きを示し、ウィンディア公債も若干持ち直す
など終始強気の展開となった。
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