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===MLT締結、恒久平和に向けた第一歩===
ユークトバニア社会主義連邦(UYS)とプロスピア連邦(PF)は世界平和の実現に向けた第一歩として軍事演習場の保有を大幅に制限する世界規模の条約発効を宣言した。
この条約は軍事技術の低い国が演習場を保有することを制限するもので途上国を中心に近年加速しつつある軍備増強の動きに歯止めをかけることが目的とされる。
宣言と同時に全国家の批准と加盟が義務付けられる点がこの条約の特徴であるが、現時点までに重武装国家であるリードホルムが「侵略の脅威」を理由に脱退を宣言している。
またUEN諸国が賛同の意向を見せる中トランシルバニアのみが軍事力維持に固執しておりUENの指導力のなさが露呈した格好となった。
===内務省、自由と人権白書発行===
連邦内務省は先日、世界各国の自由と人権、民主主義の状況について纏めた自由と人権白書を発行した。
自由と民主主義について最悪の国家にマクロネシアとモアナが同着ランクインしたためユークやガルバディアといった大国が最悪の国家にランクインする事態は避けられたものの、依然両国において自由と人権は満たされていないと白書は報告している。
特筆すべきはUEN諸国の民主主義の不徹底さと人権擁護の貧弱さである。
例えば最悪の国家に指名されたマナ・モアナでは国力がかなり上昇した現在においても国政をつかさどるのは専制君主26人という封建制さながらの制度が伝統の名の元に維持されている。
人権についてモアナのポイントはそこまで悪くは無かったものの民主主義の不在が大きく響き最下位にめでたくランクインした格好となったようだ。
またマクロネシアでは憲法すら制定されている気配がなく、非近代的な封建制度が維持されていることが経済にも大きな悪影響を与えていることは容易に想像できると白書では指摘している。
全体としてはUEN諸国において近年軍備増強が続いている点を重視し独裁的かつ軍事的な政権が経済発展を犠牲にして軍備拡大のみを推し進めているとしてUEN諸国について民主化の進展を強く求める事を全面に押し出した内容となり長年の懸念であるユーク等における民主主義や人権についての内容は影を潜める形となった。
===UENの軍備UYSを追い抜く、新たな火種か===
連邦内務省はUENの公表しているミサイル発射可能数が390発に達し、UYSの290発を大きくこえ世界の同盟組織の中で2位に浮上したことを発表した。
UENは近年経済力に見合わない急速な軍備拡大を推し進めており、その成果が現れた格好となったようだ。
UENは先の自由と人権白書でも示された通り民主主義が不徹底な地域であり急速な軍備拡大は世界規模の脅威となりかねないという見方が強い。
演習場制限に一部の国が反発している現状から鑑みてもUENが将来火種となりうる可能性は高いといわざるを得ないだろう。
===箱杯5400、ナシバロン代表優勝===
リードホルムで開催されていた箱杯5400はナシバロン代表が優勝、準優勝の両方を手中に収めるという箱杯史上異例の結果となった。
ナシバロン代表Bチームは入植地系ナシバロン人から構成されるチームで本国系ナシバロン人から構成されるAチームのほうが優位であると見られていただけに判定に疑惑があるとの声が絶えないが、何れにしろナシバロン代表の優勝に違いは無いので本国系のAチームが手を抜いたというのが事の真相だろう。
===マーケットサマリー===
グダニスク総合株価指数は寄付きから上値が重く、前日とほぼ変わらない水準で取引を終えた。
プロスピア圏内での貿易がVa導入後8%前後増大したとのデータが朝方発表されVa導入が経済の発展を促しているのが明らかとなった以外は特に大きな動きがなかったためグダニスクのみならずPF圏内の取引所では方向感に乏しい値動きとなった。
UEN向け開発債とリードホルム向け投資信託などは情勢の緊迫化などを受けて全体的に値下がり、ウィンディア公債も開発の遅れから利回りの低下が進んだ。
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