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◆ベルーサ労働者農民党機関紙「前進」
вперед:フピリョート
1100年7月号
◆使節団がマグザムを訪問
アレフチナ・コジェーヴ外交相を団長とする使節団が、マグザム共和国を訪問した。
使節団は、近年のベルーサ人迫害問題の末、ベルーサ人居住区となったバーベルト自治州をはじめとした各地を視察後、マグザム大統領リオ・ミュウオJr閣下と会談を行なった。
会談では、両国関係発展の障害となっている、一連の迫害問題について意見交換し、コジェーヴ団長は、マグザムでの迫害運動及び隔離政策についてマグザム側の是正を求めた。
これに対しリオ・ミュウオJr大統領は、差別や迫害といった問題の改善に取り組む事を約束する一方、難民の帰国については難色を示し、バーベルト自治州におけるベルーサ人による自治権限を拡大しつつ、国内に止まらせたい意向を表明した。
訪問後の使節団による報告によれば、バーベルト自治州におけるベルーサ人の状態は悲惨極まりないものであった。
また、大統領は終始ぞんざいに振る舞い、マグザム国家の権威を誇示しようとしていたという。
外交省は、今回の訪問に終わらず、マグザム側との協議を継続したいとしている。
◆タヂカラオの演習問題でマグザムが反論
タヂカラオ国の行なったミサイル演習がジャスバル人虐殺であったとしたマグザムの報道を巡る一連の問題に関し、マグザム共和国は、政府の公式見解を発表した。
発表によれば、タヂカラオ国での大統領交代についての報道が行なわれなかった事実に触れ、ミサイル演習は周期的に行なわれており、タヂカラオ国が、近年の難民状況等を把握しないままに演習を行った可能性があったと推測し、その考えのもとに対外報道やコメントが行なわれたと説明した。
また、タヂカラオ国が、マグザム共和国の行なった非難行動を事前に予想していたと発言したことに対し、マグザム共和国も事前にタヂカラオ国の反論を予測しており、このような事態に陥った責任は、タヂカラオ国の報告不備によるものであると指摘した。
しかし、予想されていたならば、何故そもそも虐殺が行なわれたのか否かについての確認が行なわれないまま非難が行なわれたのかの説明がないなど、不可解な内容が多く含まれており、一連のマグザム共和国の行動は、自国民に対する扇動を目的としていると考えられ、マグザムの捻じ曲がった国情を暴露する結果となっている。
◆党の旗印の下、固く団結して社会主義ベルーサの新たな勝利を築こう!
※『フピリョート』『デラルーシ通信』『青年前衛』三紙による1100年の共同社説全文である
【党の旗印の下、固く団結して社会主義ベルーサの新たな勝利を築こう!】
我々の革命と国家建設において、歴史の分岐点を成すようになる希望に満ちた新たな局面を迎えようとしている全ての労働者、農民、インテリに、最大の敬意の挨拶を送る。
革命の旗印に従って、我が祖国は今、新たな飛躍の暴風時代に入った。
我が党は、革命発展の要求と人民の指向を反映し、富強祖国の建設ついての雄大な目標を提示して、全党・全軍・全民を新たな総攻撃戦へ呼び起こした。
党の構想を実現するための、荘厳な進軍の砲声を響かせた今日、全国には革新の気性がはばたき、社会主義建設の全ての戦線において、祖国の歴史に刻み込まれる誇らしい成果が成し遂げられつつある。
偉大な我が党の指導は、社会主義ベルーサの全ての勝利と奇跡の根本源泉である。
この不滅の路程に、党を仰ぐ我が軍隊と人民の情熱は、一層熱く沸き立ち、我が祖国が限りない活気と活力に溢れて飛躍する驚異的な現実が繰り広げられている。
党の呼びかけを仰ぎ、全人民が山岳のように奮い立って、激しい攻撃戦を繰り広げたことによって、あらゆる分野で驚くべき転変が起こった。
『党の旗印の下、固く団結して社会主義ベルーサの新たな勝利を築こう!』
これが我々が高く掲げて行かなければならない戦闘的スローガンである。
未だ我が祖国は革命の途上にあり、旧共和国によって蔓延った腐敗した組織機構及びそれを支えた搾取主義、そしてそれらが生み出した格差と不平等に満ちた国土開発を是正しきるには至っていない事を明確に認識し、更なる攻撃戦に向かわなくてはならない。
全党・全軍・全民が我々の思想、我々の闘争方式に基づいて、我が社会主義経済の優越性を余すところなく発揚させ、新たな発展の歴史を創造して行かなければならない。
団結は、我々の偉大な歴史の基本的な推進力であり、党と人民が一つに固まった力は、いかなる大国の軍隊以上に威力がある。
偉大な党が繰り広げた輝かしい明日の設計図があり、党の呼びかけなら山岳のように奮い立って奇跡を創造する我が軍隊と人民の無限大の精神力がある限り、最後の勝利は我々のものである。
皆が革命の首脳部たる党の周りに固く団結し、社会主義祖国の繁栄のために、一層力強く戦い抜こうではないか。
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