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1114年1月号 労働者農民党発行部
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■ ベルーサ・タヂカラオ首脳会談
党書記長であり、評議会議長であるミハイル・ウスチノフ同志は、先日未明、タヂカラオ国首都であるサン・ボルカノを訪問した。
空港では、タヂカラオ国旗とベルーサ国旗が翻る中、タヂカラオ国軍儀仗部隊による栄誉礼が執り行われた。
その後、ウスチノフ同志は大統領官邸にむけ出発した。
道中、歩道には多くの見物人がおり、中には国旗を振る市民の姿も見られた。
官邸に到着したウスチノフ同志を、ジェイムズ・ディン・リー大統領が出迎え、両者は握手を交わした。
その後、両首脳による会談が行われ、両国間に関する主要な諸問題について意見交換が成された。
ウスチノフ同志は、タヂカラオによる我が国への支援に感謝の意を表すると共に、今後の両国関係を、自主・平和・尊重による友好関係として更なる発展を希望すると述べた。
リー大統領は、タヂカラオとベルーサの歴史的関係に言及し、今後の両国関係の発展に意欲を示した。
また、両国間の経済協力関係強化のための協定締結に向けた、閣僚級会談の開催にむけ、両国の担当部署による調整が行われることで合意が成された。
ウスチノフ同志は会談後、タヂカラオ国内のチーズ工場を視察し、同工場の代表者から記念品として名産品であるボルカノチーズが贈られた。
■ 外交省談話 マグザムの排他的大国主義傾向について
現在、マグザム共和国は世界第七位の経済規模を持つにいたり、同国はこれを「成熟期への突入」と定義し、また「真の大国への成長期」であると謳っている。
しかしながら、こうしたマグザムの一定の成功は、同国の未成熟かつ捩れた国内問題を度外視し、またその負荷を外に向けて発散した上に築かれたものであり、評価するに及ばず、むしろ糾弾されるべきものである。
血統が重んじられ、それが政治にまで介入しているマグザムは、真の意味での民主が存在しない封建国家であり、また他国に対しての自国の優越に執着した論調を張ることで、そうした封建社会を辛うじて取り繕っている。
ベルーサ人に対する迫害や、隔離政策などはそれを象徴したものである。
国営通信44号において、ベルーサ人自治区の自治州制度の撤廃が発表されたが、ベルーサ人を迫害し、追い詰め、また彼らが自分たちの置かれた境遇の中で築いたものを、一方的に奪おうとする独りよがりな搾取政策が露骨に反映されたものであるといえよう。
マグザムが、タヂカラオの軍事演習を、虐殺行為の捏造という常識を欠いた手段によって非難し、またタヂカラオの軍備増強に過度の関心をよせるのも、マグザムのそうした性格の現れである。
常に他人の顔色を伺って、形だけの謝意を示し、そうしながらも文句を言い続ける様は、マグザム共和国という国が砂上の楼閣であることを物語っている。
マグザム共和国は、表面上の発展を宣伝し、幼稚な大国志向を持つことを止めるべきであり、反省と清算を行わなければならないだろう。
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