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Delarus Telegraphic Communication #6
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国内情勢悪化に伴い、デラルーシ国内情勢についてお送りします
国際関連報道はありません
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【軍が北部を爆撃】
軍は、北部労働連盟なる組織が国に対して解散を求めたこと、及び学生連盟や主要な反政府系団体が北部農工地帯一帯に潜伏しているとして、その付近一帯の敵性対象を掃討すると発表し、先日から爆撃が続いている。
爆撃に先立ち、非難勧告は発せられていたものの、一般の犠牲者も相当数に上るものと予想される。
国内爆撃を糾弾するとしたデモも各都市で発生しており、そのあおりを受けて、一部の都市や自治体で北部労働連盟に賛同する動きが見られている。
北部労働連盟は声明を発し、「国による無差別殺人であり、我々はこのようなことで降伏することはないし、闘争を一層力強く展開する意思を硬くするものである」とした。
またこの日、首都オクチャブルスクでは、官庁街近くでテロも発生しておりこれと関連していると見られている。
軍は爆撃の範囲をさらに拡大することも既に発表しており、北部に位置するスタジアム及び一部大学が閉鎖される事態となっている。
また敵性団体に組する都市や自治体が発生した場合、それらも掃討対象になると警告した。
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【政府「タヂカラオに報復攻撃もある」】
内戦の域に達しつつあるデラルーシの国内動乱であるが、政府は先日、反政府系の武装組織に、タヂカラオ国が関与している恐れがあるとの発表を行なった。
未確認情報によれば、移民者の末裔であるデラルーシ系のタヂカラオ国軍関係者が、義勇兵としてデラルーシ国内に浸透しているという。
タヂカラオ政府は関与を否定しているが、デラルーシ政府は事態を重く見ており、政府スポークスマンは「これ以上我が国の安定を脅かす場合はタヂカラオに報復攻撃を行なう可能性もある」と発言した。
現在のような内戦状態で、対外報復戦争をはじめることは現実的に不可能であると考えられるが、こうした思い切った発言からは、政府の焦りが感じられる。
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