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【エルロンド】
HakoniwaCup9900がついに開幕し、初の開催国となったモルドールの街は各国からのサポーターや観光客で異様な賑わいを見せている。エルロンド市内のホテルはどこも日程中、常に満室といったところだ。大会はニューアイゼンガルド、エルロンド、オスギリアス、ミナス・ティリス、ルーン、バランドゥインの6都市で同時進行されるが、中でも標高の高いニューアイゼンガルドでの試合は注目だ。
低い酸素濃度と激しい乾燥という外国選手にとって慣れない厳しい気候が試合に大きな影響が予想され、またこれをどう克服するかが勝敗の鍵を握っているといっても過言ではない。
ニューアイゼンガルドで行われた開幕戦モルドール対マウロでは、その気候が功を奏したのか過去2回の優勝を経験するマウロを地元モルドールが2対1で下し勝利をおさめた。モルドールが地元の声援にのって初開催地・初優勝を飾ることができるかさらに期待が高まっている。
【パトリシアシティー】
カアルハセヤ・イリューショナル両帝国間で相互協力及び安全保障条約が締結された。同条約は一方が武力攻撃を受けた場合の集団的自衛が可能なものとなっており、さながら同盟である。しかし新興国である両国は未だ発展途上であり、現在のところ「同盟」が世界に及ぼす影響は大きいとはいえない。現にイリューショナルは深刻な食糧危機に見舞われており、締結早々の試練と立たされている。だが今後、発言力を増すために途上国同士が一体化してゆく動きが強まる可能性は十分にあり得るだろう。
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