新現代版箱庭諸国 会議掲示板
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【2393】タヂカラオ通信 創刊号 サ・フェ通信社 07/9/5(水) 22:05 [未読]
【2398】タヂカラオ通信 第二号 サ・フェ通信社 07/10/6(土) 0:40 [未読]
【2401】タヂカラオ通信 第三号 サ・フェ通信社 07/10/21(日) 1:31 [未読]
【2423】タヂカラオ通信 第四号 サ・フェ通信社 07/11/20(火) 0:10 [未読]
【2458】タヂカラオ通信 第五号前編 サ・フェ通信社 08/1/4(金) 0:31 [未読]
【2598】タヂカラオ通信 第六号 サ・フェ通信社 08/10/18(土) 23:08 [未読]
【2618】タヂカラオ通信 第七号 サ・フェ通信社 08/10/25(土) 19:59 [未読]
【2642】タヂカラオ通信 第八号 サ・フェ通信社 08/11/1(土) 22:12 [未読]
【2739】タヂカラオ通信 第九号 サ・フェ通信社 08/11/23(日) 14:33 [未読]
【2740】タヂカラオ通信 特別号1054年4月 サ・フェ通信社 08/11/23(日) 15:55 [未読]
【2752】タヂカラオ通信 第十号 サ・フェ通信社 08/11/29(土) 19:01 [未読]
【2761】タヂカラオ通信 第十一号 サ・フェ通信社 08/12/6(土) 22:16 [未読]
【2779】タヂカラオ通信 第十二号 サ・フェ通信社 08/12/13(土) 16:55 [未読]
【2798】タヂカラオ通信 第十三号 サ・フェ通信社 08/12/27(土) 22:15 [未読]
【2806】タヂカラオ通信 第十四号 サ・フェ通信社 09/1/10(土) 21:06 [未読]
【2818】タヂカラオ通信 第十五号 サ・フェ通信社 09/1/24(土) 23:18 [未読]
【2848】タヂカラオ通信 第十六号 サ・フェ通信社 09/2/21(土) 19:24 [未読]
【2850】タヂカラオ通信 第十七号 サ・フェ通信社 09/5/23(土) 19:56 [未読]
【2855】タヂカラオ通信 第十八号 サ・フェ通信社 09/5/30(土) 0:03 [未読]

【2393】タヂカラオ通信 創刊号
 サ・フェ通信社  - 07/9/5(水) 22:05 -

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   「挨拶」
タヂカラオ国建国とほぼ同時に設立された我がサ・フェ通信社は、未だ出版というものになじみの薄かった国内において情報の発信に努めてまいりましたが、このほど国外向け通信業務を開始することとなりました。サ・フェ(南風)の吹く国よりの便りをよろしくお願いいたします。

=特集= タヂカラオとは(1)

・成り立ち
タヂカラオ国はボルカノ島の居住する十二の氏族連合が母体となっている。タヂカラオという名は二大有力氏族であるタヂ族とカラオ族から取られたものと言われているが、その起源については今でも諸説ある。十二氏族の形がおおよそ出来上がったのが今から800年ほど前とされ、ボルカノ暦元年(メルキド暦247年)までは氏族間の抗争が繰り返されていた。この頻発する闘争状態に終止符を打ったのが『調停者』と呼ばれるハイリア・フェムトである。彼は卓越した指導力によって500年続くこととなる氏族連合の形を創りあげた。これを記念してボルカノ暦がつくられ現在に至っている。

・建国まで
国際社会における「国家」としての承認こそなかったものの、メルキド暦300年代から外国人が訪れている記録があり、メルキド暦388年には最初の専門書とされる「タヂカラオ文化」(著者:A・マミヤ)が出版されている。国内においてもメルキド暦600年代末から国家承認取得の動きがあったが、反対派の勢力が大多数であった。また、一部の外国人研究者は「帝国主義、民主主義、社会主義の巨大なパワーバランスの中での国家成立を避けた」と主張するも、確固たる根拠はないとされている。
そのような状況の中で登場したのが現タヂカラオ大統領チャールズ・カラオ・センチュリオン氏だった。彼は十二氏族の最高意思決定機関である氏族長会議を説き伏せ、タヂカラオを国家として成立させた。このときの彼の年齢が32であり、そのカリスマ性から彼をハイリアの再来と呼ぶ人間も少なくない。

・政体
タヂカラオ政府はその首長を「大統領」としているが、センチュリオン大統領は国民の支持は非常に高いものの民主政治のよって選ばれた訳ではなく、政府のスタッフも国家準備機構の延長である。タヂカラオ国自体が十二氏族連合の延長とも言える現在、国家体制は未定と言うのが正しいかもしれない。センチュリオン大統領は就任の挨拶において「タヂカラオの民が世界に貢献するためには自由主義・民主主義が最も適切だろう」と語っている。現在の政体は氏族長会議が力を持つことや、現大統領以外に有力な指導者がいないことから貴族政とも呼べる状態になっている。これは国家黎明期の状態であるということができ、今後の動静が注目される。政府関係者としてもタヂカラオ「国民」としても今後は新たなる自覚が必要とされることだろう。


次号では「タヂカラオとは(2)」にてその文化についてお伝えします。


メルキド暦757年10月10日発行
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【2398】タヂカラオ通信 第二号
 サ・フェ通信社  - 07/10/6(土) 0:40 -

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   =特集= タヂカラオとは(2)

・信仰
他の地域から見た場合、多くの場合、現代タヂカラオの宗教は風変わりなものであると言われる。これは所謂『自然宗教』に近いものであり、人類学者A・マミヤは「シャーマン達はその知恵で人々を指導した」と「タヂカラオ文化」で記している。十二氏族の族長であることはシャーマンであることとほぼ同義であるとする学者もいる。前述のような自然宗教、あるいは原始宗教と言える信仰形態は様々な国と地域で見られるものであるが、タヂカラオにおいては人口の97%(当社調査)にあたる人々がこのような形の信仰を持っている。

・宗教の不在
タヂカラオにも、その存在が諸外国に知られるようになったメルキド暦300年代から、明確な教義を持ち、体系化された宗教が輸入されるようになったが他の地域ほどには普及しなかった。メルキド暦700年代初頭に布教に訪れた、とある一神教(具体名は伏せる)の聖職者は「彼らは我々の話を実によく理解しているようだった。しかし我々と同じ神に仕える様子は全くなかった」と語っている。事実、明確な教義を持つ「宗教」、ことに一神教は普及しなかった。

・精霊視
この状況の最も大きな原因はタヂカラオの人々の「体質」によるものと考えらている。前出のA・マミヤはこれを『精霊視』と呼んだ。タヂカラオの人々はごく少数の例外を除いて「精霊」の姿を見、その声を聞くことができる。この「精霊」は多くの場合本人の血縁者を名乗ると言われ、普及した言い方をすればタヂカラオの人々には「霊感がある」。この能力は20歳くらいまでに消えてしまうことがほとんどだが、人々は人ならざるものと共に成長し、彼らに様々な教えを受けて育つ。控えめに言っても、教えを受けて育つとされる。おそらくこのため、観念上に存在するかのような神や宗教を極めて受け付けにくい。当然と言えば当然だが唯物論を唱える人は皆無である。詳しくは関連書籍を参照されたい。

・最後に
このような特異性は様々な問題を引き起こす。この「精霊視」を集団ヒステリーと見なす学者がいることは、タヂカラオの人々にとって実に悲しむべきことである。最後に、ここにチャールズ大統領の言葉を引用する。「神を奉じながら、その神を知らない人々もいる。彼らと対話することもタヂカラオ国建国の理由の一つである。」

人類のより良き未来のために


メルキド暦777年11月08日発行
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【2401】タヂカラオ通信 第三号
 サ・フェ通信社  - 07/10/21(日) 1:31 -

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   =国内=
・建国50周年記念式典開催
メルキド暦787年11月14日、首都サン・ボルカノにおいて建国50周年記念式典が執り行われた。式典において、センチュリオン大統領は以前から半ば発表されていた自身の退陣を公式に表明した。大統領は実に半世紀にわたってタヂカラオの国家運営を取り仕切ってきており、挨拶の中でも自ら「少々長く務めすぎた」と語っている。次代の大統領については現外務長官であるコメット氏が最も有力視されている。

・海洋探査チームの活躍
タヂカラオ海軍の一部門である海洋探査チームは油田探査などで建国以来、財政問題の解決に一役買っているが、787年の春には二度にわたって沈没船の財宝引き上げに成功した。建国50周年の節目においてこのような快挙を成し遂げたことについてチームリーダーであるマキシム大佐は「図らずもタイミングが良かった。海軍の面目躍如かね」と笑顔を見せた。

=国外=
・去る国来る国
771年に新たにバッカーニア王国が建国、783年にヴァストークが国家機能を回復するという喜ばしい出来事があった一方、779年に山菱国(放棄直前『神聖イケイケ◆山菱◆共和国』)が放棄されるという残念な事件が起こった。この放棄については明確な説明が一切なされておらず様々な憶測を呼んでいる。


メルキド暦787年11月25日発行
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【2423】タヂカラオ通信 第四号
 サ・フェ通信社  - 07/11/20(火) 0:10 -

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   =国内=
・センチュリオン初代大統領死去
メルキド暦806年10月10日、タヂカラオ国初代大統領を務めたチャールズ・カラオ・センチュリオン氏が亡くなった。サン・ボルカノで行われた告別式には推定20万人ほどが訪れ、一時付近が混乱した。氏の遺体は火葬の後カラオ氏族の墓地へ葬られた。また葬儀後の10月15日、サン・ボルカノにおいて実に55年ぶりに降水が観測された。センチュリオン氏は晴れ男として知られており、サン・ボルカノに官邸が出来てからは近郊に雨が全く降らなくなり付近の農家に甚大な影響が出ていた。

・演習場完成
タヂカラオ戦略ミサイル軍の錬度向上を目的として、前世紀から建造が進められてきた都市型演習場が完成、稼動が開始された。演習場の保有については幾ばくかの議論がなされたが、国家の安全保障において軍事技術の向上とミサイル防衛は欠かせないという意見が大勢を占めた。コメット大統領は「国防軍はあくまで防衛戦力であり、他国の侵略に用いられるものではない」と語っている。

・リゾート地の開発進む
国際交流事業の一環としてのリゾート地の開発が近年ようやく軌道に乗り始めた。この種の施設の常として他国から人口を奪ってしまうことからその建設には反対意見が根強く、今後の施設拡大も前途多難と言えそうだ。

=国外=
・モルドール問題、再燃
モルドール連合王国(以下モルドール)が軍備拡大宣言を行ったことを受けて、ファードラウト連邦が同国に宣戦布告。モルドールはみたび戦火の危機にさらされることとなった。モルドールはアイゼンガルド時代からその外交姿勢が問題になり、未だ復興の最中にあった。ファードラウト連邦の宣戦布告に対しモルドールは何故か君主制国家連合であるフィスタニア連邦の参戦をほのめかし、戦火の拡大が懸念された。しかしジャスバル帝國のとりなしによってファードラウト連邦は宣戦布告をとりざげ、事態は一応の沈静化を見た。ジャスバル帝國の行動にも見られるようにフィスタニア連邦全体としての参戦の意思があった訳ではなく、水城帝國の情報筋によればスケアクロウ帝國も反戦派であり、参戦の可能性は低かったと考えられる。ファードラウト連邦の素早い布告撤回については、「戦争を回避する英断」との評価がある一方「そもそも短慮なのではないか」という意見が国内を二分している。コメット大統領は一連の事態のなかで公式声明は発表していないが、外務担当官は「地盤沈下事故といい、モルドール市民に同情の念を禁じえない」を語っている。

メルキド暦807年11月10日発行
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【2458】タヂカラオ通信 第五号前編
 サ・フェ通信社  - 08/1/4(金) 0:31 -

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   =国内=
・建国100周年
メルキド暦837年11月、タヂカラオ国は建国100周年を迎え、首都サン・ボルカノにおいて記念式典が盛大に挙行された。ウィンディ・R・シャーマン大統領は式典における挨拶で、ここまでの国の発展について先人達の努力を称えるとともに、国民、諸外国そして精霊に感謝の意を示し、祈りを捧げた。シャーマン大統領は十二氏族の中でも特に祭祀を司ってきたラキ氏族の出身。時々間違えられるが男性である。

・政府指針
建国100周年の節目を向かえ、タヂカラオ政府は今後の開発指針を示した。
(1)基本方針としてこれまで通り居住区画の発展と整備、具体的には誘致活動と現代都市区画の拡張を続ける。また、安全保障概略に沿い国防軍の技術レベルを引き続き向上させる。
(2)雇用対策の一環として海上巨大アミューズメント「海あみゅ」の建造計画が進められる。タヂカラオ国民は伝統的にこの種の娯楽施設をあまり利用しないが、各国からの移民、入植者、観光客の存在を考慮したものと考えられる。ハイテク多国籍企業の誘致も用地確保のうえで続けられる。
(3)食料生産には近年完成した大規模牧畜施設を主力とする。多くの先進諸国では食物研究施設を採用しているが、タヂカラオ国においては建国初期に遺伝子組み換え作物が二度にわたって不良事故を引き起こしたため、その採用を無期限停止している。また、養殖場の運営も実験的に行われている。
(4)100周年記念事業としてサッカーチームの育成と多目的スタジアムの建造が進められる。スタジアムについては用地の選定中である。

また、国家の政治体制についての概要が示された。政府の研究チームは諸外国の政治体制の研究の結果グダニスク式民主主義を参考とし、三権分立のなった民主主義体制を確立させると発表した。10年以内に初の大統領選挙を目指す。初代大統領は政府を立ち上げ、二代目は閣僚内の推薦によって、三代目は先代の指名によってその職についたが四代目は選挙によって選ばれることとなるのだろうか。

・デラルーシ移民問題
メルキド暦835年、新興国家デラルーシ共和国より二度にわたって大量の失業難民が移民し、その数は実に400万人に上った。この数はタヂカラオ国総人口の十数%にのぼり、移民管理局はほぼ一年間にわたって人員を増加しての激務に追われることとなった。なお大量の移民の誘導、仮設住宅の建設には国防軍も出動している。タヂカラオ国は基本的に移民の受け入れに寛容であり、「関所」も設置していない。建国初期からも主にセヌゥルトゥス王国からの移民を受け入れている。デラルーシ共和国はジャスバル帝国との経済協力によって急速に成長を遂げたが、職場の整備が追いつかず各国に大量の移民を送り出す形となっていた。一連のバッカーニア危機(現箱wikiより引用)の流れの中で、デラルーシ共和国はバッカーニア王国の無計画開発による貧困を非難したが、自国の状況を省みない発言と言え、国内におけるデラルーシ共和国への不信感を高める要因のひとつとなっている。


メルキド暦837年11月10日発行
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【2598】タヂカラオ通信 第六号
 サ・フェ通信社  - 08/10/18(土) 23:08 -

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   「挨拶」
長きに渡る空白の時代を経て、また皆様に情報をお届けできることを嬉しく思います。ここにタヂカラオ通信は国外向け通信業務を再開いたします。

=国内=
・大統領選挙実施
メルキド暦1030年4月、我が国初の大統領選挙が行われカレリア・ウェンディ・パージング氏が他2名の候補者を下し第4代大統領となった。パージング女史はセヌゥルトゥス系移民の血筋を引き、国際関係の重視を訴えたことが特徴。初の選挙で選ばれた大統領であると同時に初の女性大統領となった。

・サン・ボルカノに現箱型首都機能付与
これまでもタヂカラオ一の都市であったサン・ボルカノであったが、メルキド暦1016年7月にシステムとしての首都機能が稼働した。これにより政府は超集積住居区画「輝ける都市計画」発動が可能となり、首都周辺のさらなる発展が見込まれる。

・「海あみゅ」稼働
長らく先送りにされてきた海上複合アミューズメント施設「海あみゅ」が試験的に稼働を始めた。1021年8月から沿岸設置型海あみゅ「青1号型」が3基建造され話題を呼んでいる。海あみゅはその巨大な職場能力で知られており、これからのタヂカラオ国経済を強力に支えていくことになるだろう。

=国外=
・疑念にさらされるタヂカラオ
 建国以来、タヂカラオ国は現実的政策として国防努力に邁進してきたがここにきてそれが裏目にでてきたようだ。マグザス共和国の報道機関はタヂカラオ国のミサイル演習を「住民への射撃訓練」あるいは「国民へのミサイル実験」と報じており、このことは我が国ととりわけ関係の深いデラルーシ共和国でも関心を呼んでいる。
 我が国の一般常識に照らせばこのようなことはありえないことといえるが国際的な認識が示されていない以上、マグザス共和国の意図が掴みかねると見え政府はタヂカラオ国としての見解を述べるにとどまった。国民からはマグサス共和国の報道機関に対し「非常に理解に苦しむ」「何が目的なのか」などの声が聞かれるが、政府の軍事訓練停止の停止の決定については概ね理解的である。
 また、政府は諸外国の国力比軍備率調査を独自に行い、その上で今後50年間の軍備増強をストップさせる旨の方針を発表した。以下関連記事。

・カミンスキィ少将、辞任
 タヂカラオ陸軍第3師団のエミリオ・カミンスキィ少将が今回の軍事訓練停止の決定に抗議して辞任した。少将は記者会見で「国外からの内政干渉に屈して国策を曲げるとは情けない話だ。理想だけでは国は守れない」と語った。

・民間専門家の評価
 タヂカラオ大学教授であり政治学博士であるドロテア・C・エミル女史はマグザム共和国の報道に関し、「無意識的のように見せかけながら非常に攻撃的。国内向けの報道もかなり統制的だ。彼の国が実際的な軍事力を備えた際には注意が必要」と強い警戒感を示した。また、デラルーシ共和国の報道姿勢について「国内の混乱から目を逸らさせるために脅威としてのタヂカラオを利用しようとする勢力がいるものと思われる。しかしタヂカラオとの関係改善を望む人々も相当数居り希望は持てる。国内の移民系の人々のためにも政府の手腕が問われるだろう」とコメントした。
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【2618】タヂカラオ通信 第七号
 サ・フェ通信社  - 08/10/25(土) 19:59 -

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   =国内=
・海あみゅ計画の変更
近年、政府が力をいれている「海あみゅ」の建造だが、国民がそこまで人工的なアミューズメントを好まないために収益が伸び悩んでいる。このため政府は計画に変更を加えて海あみゅの増設を続けることを発表した。具体的には「青1号型」海あみゅを、半産業拠点として改装した「青1号B型」として拡大を続ける。また完全海上設置型海あみゅ「青2号型(計画)」を新たに「青3号型」として設計しなおす見込み。

・造船業界の活発化
タヂカラオ政府は職場の集約化の観点から重工業地域の整備をあまり重視していなかったが、基礎国力の増強のため、この分野向けの区画整備を発表した。この背景には建国当初は活況を呈してした、タヂカラオの造船業界が「空白の世紀」以降、主力造船所さえ失った状態であることがあると見られる。本計画の先駆けとしてボルカノ本島の南端に新たに造船所区画が設置されている。この他に政府はもう2箇所への造船区画の設置を予定しており、タヂカラオの造船技術の復興と発展をはかるつもりだ。

・ツーボート・フリート
かねてからの予算不足にあえぐタヂカラオ海軍であるが、まもなく所有するフリゲートが引退の時期を迎える。しかし政府の軍事軍備増強停止政策により、さらに予算が減らされ現在の守備艦隊の定数を満たすことは難しそうだ。議会では「この際いっそ海軍を解散してはどうか」との意見もでたが、運用ノウハウが断絶する問題を踏まえ定数を現在の6隻から2隻に減らして運用される見込み。この件に関し、政府関係者は「沿岸警備隊はこれまで通りの規模を維持するので、国民には安心して頂きたい」とコメントしている。

=国外=
・活発なマグザム外交
○先のタヂカラオ政府の公式発表を受け、マグザム共和国の民間報道機関MBC社が公式にタヂカラオ国への謝意を伝えた。特筆すべきはこれに合わせてマグザム共和国政府が謝罪していることであり、民間報道機関への責任を政府が認める形となっている。
○これと同時にマグザム共和国はタヂカラオ国、並びにデラルーシ共和国に対し相互扶助、不可侵条約の締結を打診したが両国にこれを断られることとなり、今回のマグザム共和国の積極外交は空振りとなった。問題提起に対する返答を待たずに不可侵の提案を行ったマグザム共和国の動きはいささか拙速であったといえよう。

・神聖マウロ帝国、躍進の兆し
主要区画のほぼ全てを防災都市化し、鉄壁の防御を誇る神聖マウロ帝国であるが、近年その一部を解体し、大型都市区画の整備を始めたようだ。詳細は明らかにはならないが、いずれは巨大な人口を誇る兆しかと注目を集めている。


メルキド暦1035年1月20日発行
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【2642】タヂカラオ通信 第八号
 サ・フェ通信社  - 08/11/1(土) 22:12 -

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   =国内=
・建国300周年記念祭開催
メルキド暦1037年11月をもってタヂカラオ国は建国から300年となり、首都サン・ボルカノでは記念式典が執り行われた。式典においてパージング大統領は「タヂカラオの、また、諸国民の幸福のため、これかも常に努力と進歩を怠らない」と挨拶した。

・海あみゅの拡大と区画整理
タヂカラオ国諸島沿岸区域では「海あみゅ」の整備が着々と進み、それに伴って海洋建設技術も急速な発展をとげている。また、政府方針により海あみゅにアミューズメント以外の複合的性格を持たせることに伴い、一部既存設備区画の解体が行われた。具体的にはボルカノ本島北の臨界リゾート区画とボルカノ山麓の高度技術集積地域である。いずれも大規模な産業区画であっただけに一部からは不満の声が聞かれる。政府関係者は「国内における外国人の滞在については、各都市に十分な宿泊施設が用意してある。船舶の手配についても、先に整備を発表したように、万全だ。」とコメントした。リゾート施設の再整備はもう少し先になる見込み。

・区画整理の裏側、政府の闘い
ボルカノ山麓のハイテク多国籍企業区域の解体には、区画の効率以外にも理由があると見られている。タヂカラオ経済の研究家であるアドルフ・A・セリエル経済学博士は次のように語った。「タヂカラオの国家理念から言って所得格差の拡大は見逃せない問題だ。巨大な多国籍企業は自社に都合のよい自由放任主義を広めようとロビー活動を繰り広げている。この無視できない影響力を削ぐために政府が手を打ったと推測される。」

=国外=
・マグザム共和国新大統領誕生
マグザス共和国にて大統領選が行われ、MBC代表取締役であるリモ・ミュウオ氏が当選を果たした。これに伴ってかどうかは不明であるが、MBCは国営化され、マグザス通信もマグザス国営通信とタイトルを改めた。これまでに発行された記事を見る限り、報道姿勢等にそれほどの変化は見られないようだ。


メルキド歴1039年10月10日発行
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【2739】タヂカラオ通信 第九号
 サ・フェ通信社  - 08/11/23(日) 14:33 -

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   =国内=
・パージング大統領、辞任
国外面で記すように、いわゆるデラルーシ移民問題を有効に解決できなかった責任をとるとして、パージング大統領は「全ての責任は私にある。移民の子孫の方々にはご心痛をおかけしてお詫びのしようもない」と語り、辞任の意を表明した。大統領選は本年度中に行われる見込み。

・「森の海」計画の完成
前世紀から政府が一大プロジェクトとして継続してきた「森の海」計画について、政府は正式にその成功を発表した。これは島に人工的に植生をつくり、その流出栄養価をもって周辺海域の漁獲資源を豊かなものにしようとするものである。本計画はボルカノ本島南東部で行われていた。質を追求し、集積度の低い養殖場を活用する試みはタヂカラオらしいものともいえる。計画の拡充については検討中とのこと。

=国外=
・移民問題の決裂?パージング大統領、辞任
デラルーシ共和国のおける過去の移民大量流出について、かねてからタヂカラオ政府はデラルーシ政府と討議を続けてきたが、先日行われた両国大統領によるトップ会談においても議論は平行線をたどったと発表された。この結果を踏まえ、タヂカラオ政府はもはやこれ以上の議論は良い結果を生まないと判断、外交発表において、デラルーシ政府にたいしてこれ以上の追及を行わないことを発表した。
また冒頭に述べたように、この結果を踏まえパージング大統領は辞任の意を表明した。

・マグザム共和国の災難
近年、発展著しいマグザム共和国において遺伝子組み換え作物の不良が短期間に2度にわたって発生、同国政府の発表では相当数の死者が出た模様。規模の小さい食物研究所は事故を起こしやすいことが知られており、国内でも政府批判が発生しているようだ。民間の国土開発アドバイザーであるヘンネル・H・フロート博士は「過去から何も学んでいない。マグザムの国土開発局は素人集団なのだろうか?」と怒りも露わにコメントしている。
余談であるが、一般にあまり知られていないタヂカラオ大統領出馬の必要要件には、同政府が定める「国家開発計画1級」が入っている。

メルキド暦1054年3月24日発行
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【2740】タヂカラオ通信 特別号1054年4月
 サ・フェ通信社  - 08/11/23(日) 15:55 -

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   =はじめに=
国際発表の場(会議掲示板)の利用にあたり、各国政府および報道機関以外の使用が認められるか否かは少々難しい問題と思われます。そのためもあり、今回タヂカラオ国に籍をおく我がサ・フェ通信社がその業務の一環として正式に依頼を受けて掲載するものであります。このようなことは、一新聞社の分を超えるとの批判もあるかもしれませんが、わが社としては信念を持ち、この発表をサポートしたいと考えます。

<現箱デラルーシ移民連合の発足宣言>
現箱世界にデラルーシ共和国が成立して以来、我らが父祖は祖国の発展と国民の幸福のため尽力してきた。その歴史の中で、国家の発展のため国外へと職を求めて移動せざるを得ない人々(我らが父祖)がいたことはある意味仕方がないこととも言えるだろう。しかし、現デラルーシ共和国政府は我らが父祖の労苦を認めず、その献身を蔑ろにする発言を繰り返した。
過去における父祖の最大受入国であるタヂカラオ政府は追及を断念したが、我々はこれを問題の収束とは判断しない。よってここに「現箱デラルーシ移民連合」の発足を宣言する。かねてからの署名活動等により、現在の正式な会員は12,016名。その他の賛同者を含め1,150,321名である。これは全世界に散らばる我らが同胞の一部である。特にデラルーシ国内に居住しながら政府を恐れず、本連合の一員となった者には格段の敬意を払うことを付け加えておこう。

メルキド暦1054年4月1日 現箱デラルーシ移民連合代表 ヘルマン・V・カミンスキィ

<デラルーシ共和国政府への要請>
現デラルーシ政府は、建国以来のデラルーシ政府の行った移民を容認する政策によって、我らが父祖。すなわち他国へと移住さぜるを得なかった人々への敬意と謝意を示すことが必要であると認識し、我らが父祖への敬意の表明、および謝罪を要求するものである。
タヂカラオ政府は国家としての立場上、デラルーシ政府に対して強気の姿勢を取らなかったが我々はあくまで説明を求めるものである。我々には父祖の苦難の歴史を認識し、語り継ぐ義務があり、また権利を有する。理論のすり替えやごまかしなどは通用しないことをはっきりと認識されるのがよろしいだろう。


メルキド暦1054年4月10日発行
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【2752】タヂカラオ通信 第十号
 サ・フェ通信社  - 08/11/29(土) 19:01 -

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   =国内=
・第5代大統領にヨハン・F・パンテル氏就任
デラルーシ共和国との移民問題に関し、パージング大統領が辞任したことを受けメルキド暦1054年6月に大統領選挙が行われ、ヨハン・F・パンテル氏が第5代大統領に当選した。パンテル氏は十二氏族のフィルド氏族系出身で農務長官。国土開発局副局長を務めたこともある。

・国内人口が7000万人を突破
ボルカノ本島西側を中心に「輝ける都市」の増築が進んでいることから国内の人口が急増、メルキド暦1057年にはついに7000万人を突破した。国内のいくつかの拠点では大小の祝典が開かれている。近年の輝ける都市の整備は「空白の世紀」に飽和状態に達してしまった現代都市を発展させようとする、政府の計画によって進められたものだが、その間他の政策がなおざりになっているという意見もある。今後のパンテル大統領には先を見据えた舵取りが要求されることだろう。

=国外=
・デラルーシ共和国、国内で混乱
近年、デラルーシ共和国において1年以上にわたって開発がストップしたり、国内の演習場とは見られない都市部へのミサイル発射など混乱した動きが見受けられる。この件については諸外国で関心を集めているいるようだ。同国内の報道によれば「北部労働連盟」を名乗る組織が現政府に対して解散をもとめたという。

デラルーシ共和国内には多数の邦人が存在するため、タヂカラオ政府はデラルーシ共和国政府と政府批判勢力との武力衝突の危険性を鑑み、デラルーシ共和国からの国外への退避準備情報(レベルC)を出している。

その一方でタヂカラオ国内からはいわゆる「反政府義勇兵」としてデラルーシ共和国へと渡る人々が後を絶たないないようだ。当社独自の調査によれば過去10年間にデラルーシ移民系の退役軍人を中心に3000人を超える人々が「義勇兵」としてデラルーシ共和国へ渡ったと見られる。元タヂカラオ陸軍少将E・カミンスキィ氏も5年前から消息を絶っており、さる情報筋によればデラルーシ国内で通称「ボルカノ大隊」を率いているという。これらの件についてはタヂカラオ国政府は公式に関与を否定している。


メルキド暦1058年5月10日発行
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【2761】タヂカラオ通信 第十一号
 サ・フェ通信社  - 08/12/6(土) 22:16 -

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   =国内=
・政府、警戒態勢へ?
「Delarus Telegraphic Communication #6」で報道されたように、デラルーシ政府のスポークスマンが「これ以上我が国の安定を脅かす場合はタヂカラオに報復攻撃を行なう可能性もある」と発言したことを受け、タヂカラオ国内では緊張が高まっている。政府関係者はこの発言から1週間以内に、各都市では爆撃防護シェルターの点検が行われ、避難路の確認などが行われたと話している。また、国内でのゲリラ的攻撃に備え、発電所などの重要地域には特務部隊が展開している模様。政府は国民に平静を呼びかけている。

=国外=
・デラルーシ共和国、内戦状態に
近年国内で混乱が続くデラルーシ共和国であるが、「北部労働連盟」と共和国政府間で本格的な内戦状態に陥っている模様だ。政府側の弾道ミサイル爆撃により北西部が事実上壊滅状態となっている他、戦闘区域は国家の中枢区画にも及んでいると見られる。

国内面での報道でも記したように、『移民者の末裔であるデラルーシ系のタヂカラオ国軍関係者が、義勇兵としてデラルーシ国内に浸透している』という未確認情報を元に、デラルーシ共和国のスポークスマンが「これ以上我が国の安定を脅かす場合はタヂカラオに報復攻撃を行なう可能性もある」と発言した。これに対し、タヂカラオ国政府は改めてその様な事実は存在しないとの声明を発するにとどまっている。


メルキド暦1063年2月10日発行
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【2779】タヂカラオ通信 第十二号
 サ・フェ通信社  - 08/12/13(土) 16:55 -

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   =国内=
・国内人口の大幅な増加続くも、開発に制限か
今世紀において継続的に続けられている「輝ける都市」の増設により、近年国内人口が8000万人を突破した。これは、政府の開発計画が依然として産業と居住区画の開発に偏重していることの裏付けとも言えるが、これについては明確な理由がある。すなわち、メルキド暦1080年8月までの防衛力強化停止宣言を守るため、大学建設はおろか防衛都市の増設もままならないのである。

すでに政府の指定した大学建設用地は飽和状態に達しており、議会にも陳情があがっている状況だが、政府関係者によれば1080年9月まで大規模な大学建設の見込みは無い。このため、国内では都市部において国立大学の整備が進められているほか私立大学、私塾の開設が急速に進んでいる。

=国外=
・ジャスバル社会主義共和国、消滅
十数年前から急速な発展を遂げてきたジャスバル社会主義共和国であったが、メルキド暦1067年3月に国家機能を喪失、消滅することとなった。同国は近年の現箱世界における唯一の社会主義国家であり、国際活動こそ多くは無かったものの集中的な都市開発により急激に人口を伸ばしていた。数年前にはジャスバル共産党が国民を鼓舞するポスターを発表したばかりであったが、その後国政は麻痺し最終的に国の消滅に至った。タヂカラオ政府は公式に「大変遺憾である」とのコメントを発表している。

・デラルーシ共和国、内戦続く。国政も麻痺
十数年来混乱の続くデラルーシ共和国であるが、更に国内情勢は悪化し、ここ4年半ほどは国政も麻痺状態で「誘致活動」すら行われていない。現地のジャーナリストによれば首都近傍の都市部においても激しい戦闘が続いている模様だが、戦況は北部労働連盟側に有利に推移しているようだ。


メルキド暦1067年8月19日発行
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【2798】タヂカラオ通信 第十三号
 サ・フェ通信社  - 08/12/27(土) 22:15 -

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   =国内=
・防衛力強化全面停止期限切れ後の開発計画骨子、示される
政府国土開発局より、メルキド暦1080年の防衛力強化停止期間明けにおける開発骨子が示された。これによると今後の重点項目としては
1.人口の増大に見合った公的な大学建設用地の確保
2.港湾施設、空港の追加整備
3.肥大化した人口を支えるための職場の確保
4.諸外国との交流を図るための公的な観光用地の確保
が挙げられている。これらの項目を見てもわかるように、現在の防衛力強化全面停止がそのまま引き継がれる可能性は極めて低いと言える。弾道ミサイルの発射訓練の再開については未だに議論が続いている模様。

=国外=
・ベルーサ社会主義共和国、建国
○長らく内戦状態にあったデラルーシ共和国であったが、多数の都市の共和国からの離脱宣言を受けて、旧デラルーシ共和国政府は反政府勢力側に主権を移譲することを発表。その後、反政府勢力において指導的役割を果たした北部労働連盟は政治政党として改編され「労働者農民党」となり、1075年3月に一党制の社会主義体制をとる国家として、「ベルーサ社会主義共和国」が誕生した。(現箱wikiより)

○タヂカラオ国政府は新たに誕生したベルーサ社会主義共和国を現箱世界の国家をして正式に承認する旨を発表した。会見においてパンテル大統領は「抑圧を打倒した新政府が万民を幸福に導けることを信じている」とコメントした。タヂカラオ国においていわゆる社会主義政党は主流では無いが、保守的な経済体制をとるなどイデオロギー的隔離は比較的少なく、友好関係の保持は可能であるというのが国内意見としては主流である。また、タヂカラオ国政府は一部荒廃した国土整備のための重機の無償貸し出しと、心理カウンセラーを含む医療団の派遣をベルーサ政府に申し出ている。

○今回、公式に明らかになったことだがデラルーシと呼ばれる人々はかつての強国、ユークトバニア連邦共和国の末裔であった。建国宣言においてウスチノフ書記長が「富強な祖国」という言葉を用いたこともあり、ベルーサが覇権的な外交政策をとった場合、かつてユークトバニアと矛を交えた自由主義諸国がどのような反応を示すのかを心配する声もあがっている。内戦で荒廃したとはいえ、その経済基盤はほぼ無傷であり今回のベルーサの誕生は現箱世界における社会主義の本格的復活ともいえるかもしれない。


メルキド暦1077年2月10日発行
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【2806】タヂカラオ通信 第十四号
 サ・フェ通信社  - 09/1/10(土) 21:06 -

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   =国内=
・産業系大学の建設
防衛力強化停止期間の終了を受けて、政府は大学建設用地の確保を開始。ボルカノ本島北部に「ウィンディア農工技術大学」が建設された。国内の大学用地の不足が叫ばれて久しかったが、ここにきてようやく新たな公の教育の場を得ることができ、高等教育関係者および産業振興委員会の面々は胸をなでおろしている。この新大学で学んだ学生たちは将来、タヂカラオの牧畜と工業を担う人材となることだろう。

・政府、防衛力強化の再開を公言
ボルカノ本島における「輝ける都市」の整備が一段落ついたことから、政府は本島沿岸の防災都市の整備および弾道ミサイルの発射訓練を再開することを公式に発表した。また、これに合わせて海軍予算を従来のレベルに引き戻すことも検討されている。これらの件に関してはタヂカラオの経済規模の拡大に合わせて防衛力も適切なレベルを保つべきとの観点から、議会は肯定的だが軍事費用が予算を圧迫することへの不満も聞かれる。

=国外=
・セレーニア連邦、ベルーサ政府を否認
ベルーサ社会主義共和国の建国を受け、セレーニア連邦(以下UFS)はベルーサ政府を承認しないことを表明。グダニスク連邦自由国内に樹立された自由デラディスタン亡命政府をデラルーシの正当政府として承認することを発表した。

自由デラディスタン亡命政府首班は「ヴィクトール・レーベシ」を名乗っており、当社独自の調査によればデラルーシ初代大統領ユーリ・レーベジ氏の親族であることはほぼ間違いないようである。しかし、彼の亡命政府樹立宣言には多分に事実との矛盾があり、タヂカラオ国内では亡命政府の正当性には疑問がもたれている。以下、デラルーシの政治経済文化に詳しいヒャルマー・C・セリエル博士のインダビュー記事を抜粋する。

「ヴィクトール氏は宣言の中で、自らはあくまでデラルーシ先住民族であるデラ人の末裔であり、ルーシ人によって国が奪われたような表現をしているがこれがおかしい。デラ人とルーシ人はそこそこ同化が進んでいたし、文化的に見てもかなり融合が見られる。そもそもデラルーシ地方に進んだ経済や技術を持ち込んだのはユークトバニアの末裔たるルーシ人の方であり、旧デラルーシ政府もどちらかといえばルーシ民族よりの人間が多数を占めていた。もちろんデラ人独自の文化を継承しようとする人々もいたが、旧来派の彼らはデラルーシ内戦でみるなら反政府側に立っていたことは明白であり、ヴィクトール氏の話は客観的にみて事実と符合しないのです。彼が何者であるのかはいまいちはっきりしないのですが、UFSの政財界に顔の利く人物であることは疑いようが無く、旧デラルーシの利益団体の代表であった可能性が高い。」

UFS、殊にグダニスクの旧ユークバニアに対する感情は控えめに言って最悪であるとされ、そのことが今回のような事態を引き起こしたのは間違いないが、UFS-ベルーサ政府間関係が一挙に修復不能なレベルになってしまったことに政府外務局は頭を痛めている。

・マグザム居住デラルーシ人の受難
マグザム共和国ではしばしば食物研究所起因の食物不良が起こっているが、近年発生した食物不良がデラルーシ人によるテロであるとのデマが流れたのか、同国内でデラルーシ人への迫害が発生したと伝えられている。これをうけてマグザム政府はデラルーシ人の住居分離政策を発表、新たにバーベルト郡を制定しており、迫害の激しさが伺える。

マグザムにおいて食物不良はほぼ一貫して「バイオテロ」と呼称され、政争の道具にされている感があるが今回はデラルーシ移民がこれに巻き込まれたとも言える。今回のような迫害は国家の信用を貶める危険性もあり、有識者の間では心配の声があがってしる。タヂカラオ政府はマグザム政府に対し、デラルーシ人のタヂカラオへの受け入れを提案しているが、実現の可能性は薄いだろう。


メルキド暦1086年6月5日発行
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【2818】タヂカラオ通信 第十五号
 サ・フェ通信社  - 09/1/24(土) 23:18 -

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   =国内=
・第6代大統領にジェイムズ・D・リー氏当選
メルキド暦1091年2月に行われた大統領選挙において、対抗馬の2名を下しジェイムズ・D・リー氏が当選を果たした。氏はボルカノ共和党の正式な党員であり元ファースティア市長。若干停滞気味の国内経済の活性化を公約に掲げていた。議会の最大多数派は相変わらずタヂカラオ民主政策会であり、混迷の度を増す世界の中で大統領の舵取りが注目される。なお、リー氏はディン氏族を名乗るが移民系の血を強くひいており、公式の場で「私は血統をそれほど気にしない」と発言して一部物議を醸したこともある。

・国内人口の大幅な増加と国内経済
ジャスバル社会主義共和国からの移民の影響等もあり、近年タヂカラオ国の人口が1億人を突破した。国内外の市場の巨大化によってタヂカラオ国も中堅国家の域を脱しつつあるといえる。タヂカラオ国は基本的に農業国家(より正確に言えば牧畜国家)の体質を維持し続けており、遺伝子組み換え無しのブランドがあるとは言え、産業の多分野化には未だ立ち遅れの感が否めない。経済面においては一層の努力が必要となることだろう。

=国外=
・ジャスバル社会主義共和国の混乱
近年、ジャスバル社会主義共和国(以下ジャスバル)において内政が停止している兆候が見られる。特に災害によって崩壊した農場の修復が行われないことは重大な問題となっており、ここ10年前後に渡ってジャスバル国内の失業率は2桁のプラスを維持。世界各国に莫大な量の難民を送りだす結果となった。
-以下に簡易な移民記録を記載する。なおwikiの編集者にはこの場を借りてお礼申しあげる。-

メルキド暦 1089年 11月 秋 成瀬共和国163000人
メルキド暦 1090年 10月 秋 ベルーサ社会主義共和国 3798000人
メルキド暦 1091年 06月 春 タヂカラオ国 3823000人
メルキド暦 1091年 12月 秋 シュピネ合衆国 0000人
メルキド暦 1092年 02月 冬 ガイア帝国 251000人
メルキド暦 1092年 03月 冬 ガイア帝国 142000人
メルキド暦 1092年 05月 春 神聖マウロ帝国 171000人
メルキド暦 1092年 07月 夏 成瀬共和国 122000人
メルキド暦 1092年 12月 秋 ベルーサ社会主義共和国 3723000人
メルキド暦 1093年 01月 冬 グダニスク連邦自由国 280000人
メルキド暦 1093年 02月 冬 神聖マウロ帝国 6000人
メルキド暦 1094年 08月 夏 シュピネ合衆国 179000人
メルキド暦 1095年 05月 春 タヂカラオ国 2905000人

このように、まさに世界各国にジャスバルの国民が流出している状態である。ジャスバルにおいては経済政策優先のためか施設の災害対策が無策に等しくそのことが今回のような結果を招いたといえる。災害対策の一環として失業率に大きなマージンを持つタヂカラオ国には当然のごとく巨大な難民が流れ込みその数は550万人を超えると見積もられている。

・マグザム共和国においてタヂカラオ国がジャスバル系移民への大量虐殺を行ったとの報道
近年発行された マグザス国営通信 第39号に以下のような記事が掲載された

〜以下引用〜
・タヂカラオ共和国
 人口の高密度化が図られている同国に移民が簡単に住める安住の地は少ない、ただひとつの地域を除けば。彼らが選んだ道とは同国の南東に存在する射撃演習場である
 =====[ ターン13085 ]=============================メルキド暦 1091年 6月 春
 負荷計測 CPU(0.421875) : user(0.3984375) system(0.0234375)
 ジャスバル社会主義共和国からタヂカラオ国へ仕事を求める3823000人の移民が到着しました。タヂカラオ国は快く受け入れたようです。
 3823000人という大量のジャスバル系移民が同国に押し寄せ、同国は初めて人口1億人を突破した。ただしここへ移り住んできた移民たちはメルキド暦 1095年 3月に行われた、同国のミサイル発射によって虐殺された。
 大虐殺が行われた2ヵ月後、同国には2905000人のジャスバル系移民が再び同地区に移住してきている。今後のタヂカラオ政府の動向に注目したい。
〜引用ここまで〜

この記事の他にもマグザム共和国政府は「タヂカラオ国のジャスバル系移民への大量虐殺を非難」との声明を発表している。この状況を鑑みタヂカラオ政府は緊急に記者会見を開き公式声明を発表した。以下主文を抜粋する。
「今回のマグザス国営通信の発表は誤解と偏見に基づいたものと言わざるを得ず、事実とは全く異っている。再びこのような報道がなされたことは残念としか言いようが無い。ジャスバル社会主義共和国からの難民に対し無料で供与された仮設住宅地の一部が射撃演習場に設営されたことは事実だが、この設営はほぼ1ヶ月間で終了し、その15ヶ月後すなわちメルキド暦1093年10月には仮設住宅地から本島への難民の移住が完了している。我が国は建国当初よりセヌゥルトゥス王国より難民を受け入れ、旧デラルーシ共和国からの難民受け入れを経て高度なノウハウの蓄積があり、これら一連の作業は速やかにかつ完璧に行われた。我が国は火災の危険度が高い仮設住宅地に移民を定住させておくほど無慈悲では無いし無策でも無い。」

外務局は、マグザム共和国が根も葉も無い虐殺報道を煽り、タヂカラオ国の印象操作を図るがごとき行動をとったとして正式に外交ルートを通じて抗議を行った。しかし、過去に見られたように意見の撤回が行われる可能性は極めて低く、国民の大多数には怒りを通り越して諦めの念が漂っている。外務局担当官は「引き続き交渉を行いたい」とコメントしている。以下関連記事。

・民間専門家の評価
サン・ボルカノ総合大学(私立)教授であり政治学博士のウィックス・J・ハイマン博士に行ったインタビューを掲載する。
「今回の件に関してタヂカラオ政府と軍は完全に予測済みであったことでしょう。このぐらいのことは、うちの学生だって想像できる。かの国の指導者は初代と2代目、3代目と4代目が親子です。共和国を謳ってはいるが閥族主義的。加えて通信社は国営化されており、新聞社は国民を楽しませる道具という訳です。ギリギリの失業率を維持しても経済発展を謳い、難民が迫害されても労働力は国外には逃がさない。「格付けpts」という言葉がしばしば新聞に登場することにお気づきでしょうか。国民を鼓舞していることは誰にでも分かります。さらに国民を団結させるのがタヂカラオ国という「軍拡を続ける危険な敵」である訳です。一致団結のための最も古典的な手段ですね。対外報道は客観的とも見えなますが国民にどれだけの事実が伝わっているのかも怪しい。今後も動向には注意が必要でしょう。」

・マキシム元大佐、抗議する
タヂカラオ海軍護衛艦隊に所属するバーナード・F・マキシム元大佐が今回の件を受けて辞任の上、抗議活動を展開している。マキシム氏によれば「難民を弾圧した上に隔離政策をとるような国に言いがかりをつけられて、政府は何故黙っているのか。弱腰にもほどがある」とのこと。統合参謀本部の関係者は「ことあるごとに有望な士官がいなくなってはかなわない。もう少し自重してほしい」とコメントしている。


メルキド暦1095年10月24日発行
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; GTB5; SLCC1; .NET CLR 2.0.5...@FL1-118-108-62-191.myg.mesh.ad.jp>

【2848】タヂカラオ通信 第十六号
 サ・フェ通信社  - 09/2/21(土) 19:24 -

引用なし
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   =国内=
・自動車産業の活発化
近年、タヂカラオ国内における自動車産業が進歩を見せている。これはリー大統領の提唱する「製造業の進化プログラム」に基づき、この分野への投資が増加したことによると考えられ、国内自動車大手の一社であるコムライエフ自動車(株)では、初の国産電気自動車が発売された。しかしながら、この「E-12型」モデルは一般向けの乗用車であるが、価格はUFS製の同クラス車の2倍程度であり、タヂカラオ国民の自家用車普及率の低さもあって、業界の先行きはまだまだ厳しそうだ。

=国外=
・ウスチノフ評議会議長、来訪
メルキド暦1114年1月、ベルーサ社会主義共和国の国家主席であるミハイル・ウスチノフ書記長が首都サン・ボルカノを訪問、リー大統領と首脳会談がもたれた。会談においては両国間の平和関係の維持と経済協力に重点が置かれた。会談後の記者会見においてリー大統領は「ベルーサは歴史的に見ても我が国と深いつながりを持つ国であり、タヂカラオはベルーサの自主性を尊重し、両国間の平和的関係を望む」とコメントした。また一党独裁体制をとるベルーサに対して、民主国家であるタヂカラオ国がこのような友好関係をとることはおかしいのではないのかという記者の質問に対し、リー大統領は「国内の情勢、歴史、文化、時代に合わせて、その国に適した政治体制というものあり、それが自国と異なるからといって友好関係を結ばない理由にはならない。」と答えた。今回の会談について、国内で概ね好意的に受け止めらている。

・マグザム共和国、自治州制度の廃止へ
国内人口が1億人を突破し、ますますその経済力を高めるマグザム共和国であるが、国内の自治州をメルキド歴1115年(注1)までに廃止することが発表された。マグザム共和国議会では、本自治州制度が国家分裂の危険性をはらむ制度であり、国家発展の妨げになるという意見が主流を占めているとの報道がなされているが、そのようなことは以前から分かり切ったことであり、今更になって「すぐにでも廃止すべき」などとの発言が聞かれるあたり、同国の政治家の腐敗ぶりが見て取れる。
上記自治州制度は文化面の保護を含むとされているが、元オルレアン聖教連合国民に対して今後どの程度の自由が与えられるのかに関しては不明である。また、デラルーシ人の自治州であるバーベルト自治州に関しては同国内でも有数の経済拠点となっており、結果的にデラルーシ人に経済拠点を作らせておいて、それが成熟した後に再度とりこむという形になっている。このような経済面のみを重視し、移民を労働力としてしか見ない政策が差別の結果であり、さらなる差別の温床であることは疑いようが無く、かえって潜在的反政府因子を増やすものと言えよう。若き巨大経済国家マグザム共和国は、いったいどこへ向かおうとしているのだろうか。
(注1)報道においては1015年となっているが、1115年の間違いと思われるため、この年で掲載した。


メルキド暦1114年5月15日発行
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【2850】タヂカラオ通信 第十七号
 サ・フェ通信社  - 09/5/23(土) 19:56 -

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    「お詫び」
諸般の事情により前号から発行に間が開いてしまったことをお詫びします。

=国内=
・政府、災害対策予算を大幅増額
近年、連続で確認された国土および領海内への隕石の落下とそれに伴い被害を受け、政府は事前対策としての災害対策予算を従来の約2倍に引き上げることを決定した。これに伴い現在気象科学庁で行われている災害予測プログラムの強化が予測される。先日の政府発表によれば各種気象衛星のメンテ周期を従来の2分の1に短縮する他、海底火山調査船の運用が開始される見込み。後者については1160年の火山噴火によって甚大な被害を被った造船業界からの働きかけがあったものと思われる。

=国外=
・神聖マウロ帝国の消滅
メルキド暦1164年5月、現存する国家の中では比較的長い歴史を持つ神聖マウロ帝国が消滅した。同国はここ100年以上外交活動も見られず、国土の開発活動も見られなかったことから、かなり以前から政府としての機能を喪失していたものと思われる。政府関係者は「またしても現箱世界の歴史をになってきた国家が消滅してしまった。非常に残念なことである」とコメントしている。

・ベルーサの復興
まもなく建国から100年を迎えようとするベルーサ社会主義共和国では国土の復興がほぼ完全なものとなり産業も発展を見せている。近年では都市部の拡大が進められておりかつてのデラルーシ共和国を遥かに超える経済基盤を手にいれつつある。マーケットには豊富に物資が並ぶようになった今、政府への国民の信頼は高いものとなっているが、国内では自由主義者の活動も見受けられこれからの政治に舵取りに注目が寄せられる。

・マグザム共和国、国土の非武装化進む
前世紀の末より国内で防衛力の低さが問題となっていたマグザム共和国であるが、今世紀の前半から都市部の防衛施設の解体が始められ、現在内陸部に関してはミサイル防衛や火災対策が十分に行き届かない状態となっている。防災施設の再配置とも予測もあったが施設の跡地には高密度の居住区画が設けられていることから、居住区画拡大のために施策と考えられる。このような都市計画は世界でも珍しいものでありタヂカラオ国内では「安全無視の無謀な経済拡張計画」との評価が大勢を占めている。報道されていた国防予算の増額は短期間で終わったものと見られる。

・UFSの停滞
グダニスク連邦自由国およびアロン共和国からなるUFS(セレーニア連邦)であるがその活動に停滞が見られる。両地方政府とも元々活発な外交活動は近年見られなかったが、ここ数年に至って国内の経済活動の維持にも弊害が見られるようになっている。グダニスクにおいては複数の巨大隕石の落下に伴う被害から数十年間完全な復興が見られず、人口も最盛期から3000万人程度減少している。また、アロン共和国も災害発生に伴う職業難民を発生しており、昨年10月のタヂカラオへの難民の到着は国内で大きな話題となった。
現箱世界の国際活動は以前にもまして氷河期時代となるのだろうか。


メルキド暦1175年1月25日発行
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【2855】タヂカラオ通信 第十八号
 サ・フェ通信社  - 09/5/30(土) 0:03 -

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   =国内=
・新型海底探査システム稼働
政府が先に原案を示していた災害対策用の海底調査プログラムが近年稼働する見込みとなった。シールペルフィア造船においては新規に開発された「U-75」型無人海底探査船が先ごろ竣工し、運用テストが行われている。科学技術省は同型船を4隻建造すると発表している。

・戦略ミサイル軍、演習を停止
公表されている防衛計画の目標である軍事技術Lv.600への達成を受けてタヂカラオ戦略ミサイル軍は都市型演習場への射撃訓練を停止した。戦略ミサイル軍のスポークスマンは「継続的な演習の実行によってミサイル軍の錬度は世界に誇れるものとなったと考えます」と語った。今後、射撃演習場をどのように扱うかの議論が待たれる。

=国外=
・ベルーサ建国100周年
さるメルキド暦1175年3月、ベルーサ社会主義共和国は建国100周年を迎え各地で記念式典が執り行われた。就任よりほどないアージュン大統領も同国を訪れ、祝辞を述べた。

・経済格差埋まらぬジャスバル
社会主義政権の誕生以来100年以上に渡って発展が伸び悩んでいるジャスバル社会主義共和国であるがメルキド暦12世紀を終盤に差し掛かった現在においても国内の貧富の差が埋まらない状態にある。南部の大規模農場の災害対策が完了したことで雇用状態は幾分改善したが、相変わらず失業率はプラス表示でありタヂカラオ国でも定期的に失業難民を受け入れている。劇的な発展を遂げるベルーサとは対照的にジャズバルの国土の相当部分が荒地のまま放っておかれ、壮麗な首都マレングラードから郊外に離れるとインフラが殆ど整備されていない光景も見られる。
露骨な反社会主義政策をとるUFSがジャスバルに干渉しないのは、このような状況から彼の国を脅威と見なしていないためであろうか。


メルキド暦1179年3月5日発行
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