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=はじめに=
国際発表の場(会議掲示板)の利用にあたり、各国政府および報道機関以外の使用が認められるか否かは少々難しい問題と思われます。そのためもあり、今回タヂカラオ国に籍をおく我がサ・フェ通信社がその業務の一環として正式に依頼を受けて掲載するものであります。このようなことは、一新聞社の分を超えるとの批判もあるかもしれませんが、わが社としては信念を持ち、この発表をサポートしたいと考えます。
<現箱デラルーシ移民連合の発足宣言>
現箱世界にデラルーシ共和国が成立して以来、我らが父祖は祖国の発展と国民の幸福のため尽力してきた。その歴史の中で、国家の発展のため国外へと職を求めて移動せざるを得ない人々(我らが父祖)がいたことはある意味仕方がないこととも言えるだろう。しかし、現デラルーシ共和国政府は我らが父祖の労苦を認めず、その献身を蔑ろにする発言を繰り返した。
過去における父祖の最大受入国であるタヂカラオ政府は追及を断念したが、我々はこれを問題の収束とは判断しない。よってここに「現箱デラルーシ移民連合」の発足を宣言する。かねてからの署名活動等により、現在の正式な会員は12,016名。その他の賛同者を含め1,150,321名である。これは全世界に散らばる我らが同胞の一部である。特にデラルーシ国内に居住しながら政府を恐れず、本連合の一員となった者には格段の敬意を払うことを付け加えておこう。
メルキド暦1054年4月1日 現箱デラルーシ移民連合代表 ヘルマン・V・カミンスキィ
<デラルーシ共和国政府への要請>
現デラルーシ政府は、建国以来のデラルーシ政府の行った移民を容認する政策によって、我らが父祖。すなわち他国へと移住さぜるを得なかった人々への敬意と謝意を示すことが必要であると認識し、我らが父祖への敬意の表明、および謝罪を要求するものである。
タヂカラオ政府は国家としての立場上、デラルーシ政府に対して強気の姿勢を取らなかったが我々はあくまで説明を求めるものである。我々には父祖の苦難の歴史を認識し、語り継ぐ義務があり、また権利を有する。理論のすり替えやごまかしなどは通用しないことをはっきりと認識されるのがよろしいだろう。
メルキド暦1054年4月10日発行
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